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おばあちゃんち
短いです。
しばらく行くと、小高い所に大きな家が見えてきた。
あれが領主様の家?なんか、大きいけど、田舎のおばあちゃんちみたいだ。
・・・庭で鶏飼ってるし。
女の人達が働いているのが見える。
・・・なんかあわててる?あっ血みどろの私か。
「田舎家ですが、とりあえず安全ですので、安心してください。
この青い服の者達は、この地域を守っている者達です。
もう、大丈夫ですよ。・・・誰か、けが人だ。」
この領地にはお医者さんは一人しかいないので、しょっちゅう留守をしているらしく、
私はすごくタイミングが良かった。
頭は鉄格子に激突したときに切っただけ、足は靴ずれと、ねんざらしい。折れてなくて良かった!
あとは全身、擦り傷、打ち身だらけで、熱も出てきたので、3日間は安静にしているようにとのことだ。
なんだか、すごく疲れた。
ベッドに横になると、吸い込まれるように眠ってしまった。
田舎のおばあちゃんちって、鶏飼ってるイメージありませんか?