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カップルの受難

それから、2週間、総出で助けも借りて、タスクの家は立派に出来たらしい。

しかし、ミーナにはどうやって連絡をとるか・・・手紙を何度書いても、返事は来ない。本人に渡されているかも不明だ。

ここからは馬車で3日程の所に住んではいるけども、無理やり押し掛けるわけにもいかず・・・


ん?お母様から、手紙が・・・?

「あなた達の駆け落ちの話が、都で流行し、本が出版されましたので、送ります。」

はっ?

なんだこれ~!?『シンさん、大変!』

「・・・頭が痛い・・・」





そして、3日後にも手紙?今度はお父様からだ。

「今流行の形の作業用ドレスと、最新版の植物図鑑、鉱物図鑑、人種図鑑を送るからね。みんなと幸せに暮らすように。

でも、たまには連絡をしてほしい。こちらに来るなら、顔を見せにくるように。いつでも歓迎だからね。

ところで、子爵の所のミーナ嬢が自宅で謹慎させられていると聞いたのだが。彼に知らせてあげた方が良いのでは?」

ええっ!?

「奥様!伯爵令嬢から緊急のお手紙が!」

「エーメちゃんへ。ミーナがご両親に家に閉じ込められて、縁談が進められているらしく、毎日泣き暮らしているとか。今いる部屋は屋敷の裏側2階、一番西奥の様です。彼に伝えてあげて下さい。」


急いで二人に「情報とご心配ありがとう。感謝します。すぐに伝えます。迎える家はとても立派に出来たそうなので、ご安心を。」と、返事を出すと、村まで走った。


タスクは真っ青い顔をして、聞いていたかと思ったら、すぐにでも飛び出しそうだった。

周りに抑えていてもらい、作戦を練る事に。

『ミーナは、走っても速くないと思う。馬車か馬が必要だよ。』

「そうだな屋敷の荷馬車を使うといい。足はそんなに速くないが、巨人族と人間を乗せても走れる。足で走るより、少しは時間が稼げるだろう。」

シンさん、ご協力ありがとう。


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