追っ手ですか?いいえそれは・・・
2日後の朝、
都の馬車が来たと、大騒ぎになった。
また皇太子?
・・・じゃなくて、王様でした。そして、大司教様だって?村の司祭様、青い顔してるよ。
あっお父様とお母様、お兄様達も。
貴族の女の子達まで!?
びっくりしてると、緊急招集のホラ貝?が。
あれは族長集合の合図?
とりあえず、村の女性総出で、食べ物とケーキを用意しながら、
族長達を待とうとしたら、王様の侍女達に拉致された。
村の温泉(山奥から引いた)に入れられ、着替えをさせられ、外に出たら、族長達立ち会いの元、結婚式でした。
シンさんもどっぷり疲れた顔して、着替えさせられてる。
「どうやら、すぐに追って来たらしいな。」
『都の人って行動力がすごいですね。』
「そのようだ。私には付いていけないが。」
『そうですね・・・私もです・・・』
「秋にしようと相談するところだったんだがな。まあいい。エーメがもし嫌じゃないなら、このまま結婚してしまおう。」
『そうですね。そうしましょう。でも、なんかおおごとになっちゃいましたね。ふふっ。』
「まったくだな。」
二人で笑い合っていると、咳ばらいが・・・
「いちゃつくのは後にしなさい。式を始めるぞ。」
はい、王様。