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やってきた天変地異

迅速に動きませんと!

・・・降り続く大雨。

みんな、こんなに降るのは見たことがないという。


明け方、地響きが・・・・ドドドド・・・

「山崩れだ!」

広く大きく崩れ、ただでさえ大回りだった西の村へ続く道が、ふさがれた。

これで南の街道を通ると、さらに大回りになるので2日以上かかる事になる。


この村は周りの村と肉や薬草のやりとりをしていて、ギリギリ生活できていたのに。

どうする・・・


「人と畑は被害がない。よかったと考えよう。」


南の街道を見に行った自衛団の人が帰ってきた、

「街道は背丈ほどの土砂に埋もれています。街道沿いの川にも土砂が流れ込んで水が溢れています。迂回もできません。西に行く手段がなくなりました。」

シンさんが、あせった顔をしている。

「災害なら、都に連絡すれば工事はしてもらえるが、連絡ができない。

今日隣村が連絡しても、助けがくるまで2週間以上はかかる。・・・どうするか・・・」


『どうしましょう・・・待ってるわけにはいかないし、高さが背丈程だし、安全を確認次第、総出で南の街道を掘り出しましょう。私がため込んだ備蓄を全部出して、食事は配給にすれば時間と労力の節約になります。』

子供たちに集めてもらったどんぐりの余りと、森の一族と試しに作ったドライフルーツや木の実、薬草園のハーブ、

ゆでて乾燥させておいた芋、猟師さんや双頭の狼族からもらった熊や鹿肉の燻製をため込んである。

『畑も無事だし、各家庭には家庭菜園も推奨したし、備蓄も教えたし。数日ならなんとか・・・』

「いつの間に?」

『向こうでは、災害用備蓄は当たり前だったし、各部族から、飢饉の情報もあったので。特に田舎では、孤立したら危険ですから。』


道をなんとか馬1頭が通れるくらいまで5日かかって掘り出しました。

みんな、爪の中まで、泥で真っ黒。

でも、これで物流はなんとかなるだろう。


七夕豪雨みたいな感じですかね?

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