病弱な幼馴染
「病弱を盾にする異性の幼馴染を持つ令息」の婚約者の母が、病弱な幼馴染とその家族を苛烈に追い詰めるお話です。
設定はガバガバで書きたいところだけを書いてます。
身分制度がガチガチな感じにしてみました。
それで?
病弱だからと言って婚約者が別にいる異性の幼馴染を何かあれば呼びつけるのが、この家の流儀だと言うことですのね。
しかも相手の都合も考えず。
ねぇ、知っていまして?
貴方達の家に関する噂話を。
あらあらやっぱりお知りになっていないのね。
貴方達の家は病弱な令嬢を放置し、ご令嬢は我儘にも他家の令息を呼びつける無作法ものの集団。
使用人も自分の主が求めてるからと平気で他家の令息に見舞いを強要する愚かものばかり。
あら?貴方達のやっていることは側から見ればこう言うことなんですのよ?
しかも男爵家の分際で伯爵家の婿入りする令息を平気で呼びつけるなんて。
ふふふ、ようやくお気づきかしら?
そちらのご令嬢は病弱だから婚約者ができない?
違いますわ。無作法ものばかりの家の我儘筆頭であることが知られているからです。
そのせいで跡取りの令息にも婚約の話が上らないのですよ。
ちなみに娘はきちんと婚約者の令息に問うております。
『貴方様の優先順位は?』
と。それに対して令息は
『もちろん婚約者である貴女とその家、そして実家です』
と申しておりました。
ただ“病弱を盾にされて困っている上に辟易している”とも彼は申しておりました。更には
『行かなければこちらを冷血漢と言い張るから、仕方なしに何度かに一度の呼び出しには応じて見舞いには行きますが彼女の部屋には入りません。
別に世話をするわけではありません、ただ一応姉や従者を連れて見舞いには行くだけ』
だと。
頼みの令息にまで嫌がられていたのですね。
本当に愚かだこと。
それに彼を呼びつけてどうしたかったのかしら?
嫡女ではない貴方達の娘をこれまた嫡子でない令息と縁付かせて。
しかも私の娘と言う婚約者がいると言うのに。
かの令息もお困りでしたので、こちらから手を回しました。
あら、娘の嫉妬?
そんな馬鹿らしいものはありませんし、何の理由にもなりません。
むしろ娘は令息に大事にされておりますから、嫉妬で狂っているのはそちらの令嬢ではないかしら?
ねぇ?我が家は伯爵家ではありますが、人脈も裕福度も権力も貴方達より数段上なのですよ。
もちろん爵位も。
そんな家を敵に回したのです。
しかも令息の家もそちらから迷惑をかけられてきたので、貴方達を擁護しない処か、敵にすら回るのです。
そんな家のしかも底辺の男爵家がこのまま維持できると思いますか?
えぇ、えぇ。
もう貴方達は手遅れです。
使用人もまともな再就職は見込めないでしょう。
お分かりになりまして?
ただ病弱な令嬢のかわいい我儘と言う問題ではないと言うことを。
まぁその我儘も可愛いものと言えるかどうかは…。
そう、つまりは“家と家との結びつきに横槍を入れた愚かな男爵家がそれ相応の報いを受ける”と言うのが正解ですわ。
貴方達がしなければならなかったことは、私と主人がこちらに向かうと連絡した段階で、過去を振り返ってきちんと謝罪をすることでした。
まぁもっと前に令嬢を諌めて領地に静養させ、我が家と婚約者である令息の家に謝罪をするのが正解でしたけどね。
そのどちらもせず、更には訪れた我々にあれこれ言い募っていた段階で本当に周りを見れない底辺の愚か者ばかりだと示しておりましたわ。
令息が幼馴染だからなんだと言うのです。
幼馴染でもそうでなくても他家の身分が上の令息に他なりません。
それを何度も用もなく呼びつけておいて…ねぇ?
やっていることは“貴方達が親しいとはいえ平民などに事あるごとに呼びつけられる”それと同じことですわ。
それをされて貴方達は煩わしさ、自分を軽んじられることによる怒りは覚えなくて?
そんなことをする平民に罰を与えたりしませんの?
貴方達の愚かな娘とその命によって動く使用人はそんな事を仕出かしていたのです。
それを平気で許す親である貴方達もね。
お分かりになりまして?
そちらの家はこれから確実に没落します。
慰謝料は2家から請求されますから。
それが高額でなくとも、私共の一族や婚約者側の一族からからそっぽを向かれ、私共の人脈から助かる道は塞がれる。
娘と息子は早く引き取り手を見つけた方がよろしいでしょう。
ちなみに息子に爵位を継がせて自分達は責任をとって領地に引っ込むなど生温いことは考えないことです。
それをした場合はもっと苛烈に追い込みますからね。
奥方との離縁も許しません。それをすれば奥方のご実家にも奥方の教育不足で色々と…ね?
ご自分の教育不足と意味のない甘やかしの責任を最後まで果たしてくださいまし。
そうそう、条件の緩和としては貴方達の血筋の断絶が絶対条件です。
つまりは当主である貴方と子息の断種及び奥方と娘の子宮摘出もしくは避妊薬の大量投与かしら。
あら?これからは生きていくだけでも大変なんですのよ?貴方達は。
子供なんて持てるはずないでしょうし、持つ必要などないでしょう?
やけを起こされても困りますし。
それに今回はまだ伯爵家と子爵家の婚約への横槍でしたけど、更に上の家だった場合は処刑に追い込まれる可能性だってありますのよ?
表立っては娘の病死とそのせいで精神が病んであと追うようにと…と処理されるでしょうけど。
手術などしたら娘は死んでしまう?薬も同じく?
でもそんなに身体が弱いのであれば妊娠出産など自殺行為でしょう?
ならばそんなものを最初から排除して、低確率であってもこれから生きるかもしれない方にベットした方がいいのでは?
あぁ、そうそう修道院なんて行かせませんから。
きちんと修行しておられる修道院の方々に迷惑ですからね。
裕福ですが少し難のある方の後妻か娼館の二択ですよ?
ご安心くださいませ、私共はそう言った分野にも人脈がございますから。
子息も同様です。有閑マダムへの伝手は色々ありますし。
娼館は病弱であれば向こうからお断りされる可能性はありますけど、まぁ人の趣味は色々ありますから。
貴方と奥方は鉱山奴隷にでも勧めましょうか。
娼館や後妻などにも年齢的なものもありますからね。
それにおかしな考えの中年男女なんて使い道が限られますし。
ふふふ、今更泣き叫んでも許しを乞うても無駄なことです。
貴方達は初手から間違え続けた。
引き返す段階は沢山あったのに無意識に周りを侮っていたのですよ、男爵家の分際で。
自分達の選んだ道ですから、ご自身で責任持ってくださいな。
では、これで最後かもしれませんが、直接会うこともないでしょうが、ご多幸をお祈りしておりますわ。
これからの平穏な時間が束の間すらあるかわかりませんけど、出来る限り健やかにお過ごしくださいませ。
不健康な人間は買い叩かれるだけですからね。
ではご機嫌よう。
ちなみに病弱令嬢はただ周りや令息の気を引きたいタイプで、ある程度病弱から脱しているのをこの母親は調べ上げています。
だからこそ苛烈に追い込みました。
病弱な幼馴染がいる設定って病弱の子の親が無能だなと思うことあるので。
あと呼びつける相手が下の立場ならまだ良いけれど、相手が上の立場なのに平気で使用人使って何度も呼びつけるって異常ですよね。
いくら親しくても医者でもなんでもないし、他人だし。
ちなみに子宮摘出は実際にはさせるつもりはなく脅しであえて言ってます。
だってその手術費とか無駄ですし。
ただそれくらいの覚悟持って横槍入れてきたんだよな?って言外に言ってる感じです。




