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しろはの気持ち

走って家まで帰ってきたしろはは、すぐに2階にある自室に駆け込みベットにダイブし、顔を埋め、足をバタバタさせる。


「樹くん今日もかっこよかったなぁ」


そう何を隠そう私は樹くんの事が好きである。


過去の私を救ってくれた樹くんを好きになるのにそう時間はかからなかった。


教室で再会した時は運命だと思ったし、人生であれ以上心が躍った事はなかった。



やっと過去の事を言えたし、名前で呼び合えたし…明日の体育祭でもっと距離を縮めるぞ


そう意気込み階段を降りて、夕飯の準備をする。


両親は海外にいるので、この広い一軒家に私1人で暮らしている。


1人で暮らすにしてはかなり大きくて、最初の方は少し寂しかったが今はもう慣れた。


すぐに夕飯の準備を始める。と言っても冷凍のお弁当を取っているのでチンするだけなのだけれど、やはり流石に飽きが辛い、誰か作ってくれないかなぁ


そんな事を考えているうちにチンと言う音が聞こえる。


レンジからお弁当を取り出して、いただきます。そう呟きお弁当を食べ始めた。


――――――――――――――――



「全然眠れないよー」


明日のためにはやく寝ようと思い、早めにベットに入ったが、樹くんのことを考えると、全然寝付ける気がしない。


そうだ!こんな時は。


あることを思いつき、スマホを手にする。


そしてある人に電話をかける。


「もしもし、芽衣聞こえる?」

「もしもしーしろはーどうしたのこんな時間に?あっ、また澤幡くん案件だなぁ?」

「な、なんでわかるの!?」

「そりゃ私としろはの付き合いでしょそんなの丸わかり」

「うぅー」

見透かされた事がかなり恥ずかしい。

そう電話の相手は私がゆういつ澤幡くんとの関係を明かしている、石黒芽衣だ。


芽衣とは高校入学初日に話しかけられて、お互い意気投合し、2人でいる事が多かったのだが、ある日いきなり、「しろはってさ、もしかして、澤幡の事すき?」


と聞かれていきなりの事に戸惑ってしまいうまく誤魔化す事ができなかった。


そこで本性もバレてしまい…終わったーと思ったが、芽衣は誰にも言い振らすなんて事はせずに素私とも友達をしてくれている。


そこから流れで過去のこととか全部話してしまった。


でも今ではゆういつの相談相手になってくれている。


芽衣は感謝してもして足りない。


「それで今回はどうしたの?」

「今日遂に樹くんに過去の事…」

「話したの!!遂に!!」

「う、うん」

「そうかー遂にかーもうここまで来たら一気に攻めるしかないね。体育祭で告っちゃえば?」

芽衣がいきなりすごい提案をしてくる。


「こ、告白なんてムリムリ!まだ早いよ」

「そうかなぁ意外といけると思うけど、あっ、そうだ体育祭の後に後夜祭でキャンプファイヤするじゃん?」

「そ、それがどうしたの?」

嫌な予感がする。


「そこで一緒に踊ると、結ばれるっていうジンクスがあるんだけど…わかるよね?」

あたってしまった嫌な予感が。

「わ、わかった頑張ってみる」

「よし!そのいきだ!頑張れよー」

「う、うんありがとう」

「良いってもんよ」


心臓の高鳴りはさらに高まり、良く寝付けなかった。







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