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13.5話 服部の間違った空き巣

 拙者は服部 豊人ほうと。前科者で現在、探索者をやっているでござる。前科者なのでインターネットでちょっと頑張って調べると窃盗に関することで名前が出てくるでござるよ。


 特に刑務所が大変だったでござる。不衛生で不自由でびっくりしたでござる。拙者、刑務署タダで飯が食える場所だと思ってたから。


 しかし刑務所で良かったことがあるとすれば友達が一人できたことでござる。同室だったのもあって自由時間はいつもその友達、金剛寺殿と一緒にいたでござる。


 同室の他のメンバーとは疎遠だったでござるが、金剛寺殿は一人で数人分うるさいので、あまり寂しさを感じなかったでござる。


 そんな金剛寺殿はろくでなしでござる。人の骨を折っても、罪悪感とかないらしいし。それでも孤立していた拙者に、構ってくれたのは確かでござる。


 これまでの人生を振り返れば人間関係はいつも破綻していた。友達なんていないのが普通でござる。

 

 小学校の時に親が授業参観に一度も来られなくて、同級生に揶揄われたでござるな。親が貧乏でも腐らずに働いていることに、拙者は誇りを持っていた。心を傷つけられて怒りすぎたでござる。それでいじめられたでござる。


 どんどんいじめはエスカレートして、名字が服部だから忍者の定番の語尾のござるつけろとか、シンプルに殴る蹴る、忍者なんだから万引きでもしてこいとか脅されたり。


 万引きを断ったらタコ殴りにされたでござる。というか忍者って万引きするとか聞いたことないし。いじめは中学まで続き、いやいやで言っていたござる口調は完全に定着。今では心の中でもござるをつけているでござる。


 高校生になってからはようやくいじめから解放されたかと思ったらすぐにまたいじめられたでござる。理由は語尾にござるがついているから。


 また殴られそうになったので小中で磨いた、逃走技術をフル活用して逃げ切ったでござる。しかしそれでは自分の身しか守れぬ。机には落書きされたし、鞄は傷だらけにされ、教科書は水に漬けられた。


 多少、隠密魔法や聴覚強化ができてもなんの解決にもならぬ。大事なのは立ち向かうこと。それが拙者にはできんでござる。


 一回も立ち向かえないまま高校を卒業し、金がないので大学には行かず、就職。高卒なので非正規雇用の事務員になったでござる。


 低い賃金、長時間労働、社内でのいじめ。そこから2年経った。もう働きたくないと思っていたら、願いは叶う。悪い方向に。会社の業績が落ちたので解雇されてしまったのでござる。


 正社員じゃないので簡単にクビに。路頭に迷った拙者は気晴らしにワンルームのアパートから散歩に行ったでござる。そして運命の出会いがあった。


 散歩の途中にちょっとした豪邸を見た。土地を贅沢に使っただだっ広い庭。手入れが大変だろうに色とりどりの花が植えられている。立派な木も生えていおり、レンガでできた家屋も気品がある。匂いもいい。すごい家でござるな。


 それに引き換え拙者は・・・・・・。最低限の賃金で働かされてたから貯金がない。髪を切る時間も金もない。仕事を見つける間も無く食べ物にも困るでござろう。生活保護申請しに行っても探索者になれで終わりでござる。


 探索者なんてやっていられないでござる。怖いから。そうなると・・・・・・、選択肢には犯罪が含まれる。そしてその犯罪でもっとも先に思い浮かんだのは、この家に泥棒に入ることでござる。


 こんなに裕福なのだから多少の金を失っても、普通に生活できるでござろう。だから拙者は間違っていない。何も間違えていないでござる。


 まだ泥棒に入ってもいないうちから罪悪感が。でも生きるか死ぬか。やる事は決定でござる。よし家に帰って、まず準備でござる。


 そうして家でスマホをいじくって空き巣に必要な道具、空き巣の多い時間帯を調査。ただこの時、拙者は通常の空き巣が、ターゲットにする住宅の特徴を調べることが頭になかった。この時点でもう失敗は約束されていたんでござるな。


 そんなこともわからず、拙者は空き巣に必要なガスバーナーを買いに行っていたでござる。ガスバーナーは高かったので、もう後戻りできないと腹を括った。


 そして翌日の昼間、拙者は平日なのに仕事に行かず、代わりに空き巣に行くことにした。空き巣は住人が仕事や学校に行っているであろう、平日の昼間を狙うのがオーソドックス。


 拙者は隠密魔術を発動させて気配を消し、塀の上に手を載せてよじ登ってから音を立てないように着地。

 

 忍び足で庭を歩き、窓ガラスの前に辿り着く。聴覚強化も発動。今から入る部屋には物音一つしない。確認のあとにリュックを漁って取り出したガスバーナーで窓ガラスを炙る。


 少々長めに炙って、冷めてから蹴りを入れる。しかし割れぬ。なんで?その時の拙者は知る由もなかったがこのガラスは防犯用の特別製でござった。それでは破れるはずがないでござる。


 「アルゾックです!アルゾックです!」


 「ひょえっ!」

 

 突如、警報が鳴り響いた。なんで?その時の拙者はこのことも知らぬ。窓ガラスを蹴ったりすると警備会社の警報が鳴るということを。


 慌てた拙者の判断は早かった。すぐに逃げる!ガスバーナーを即座に、リュックにしまった拙者は助走をつけて跳躍し、太い木の枝に肩幅に広げた両手で掴んだ。そして身体を揺らして勢いをつけるのも忘れない。

 

 次の瞬間、拙者はそのまま手を放す。放物線を描いて拙者は落下したでござる。その先には塀が。だが問題なし。肉体強化を発動し、危機感で集中力も空前絶後の拙者には塀に着地することも不可能ではござらん。


 そしてバランスを崩さず、そのまま軽く跳んで豪邸の敷地から脱出。あとは走って逃げるだけ!ん?窓が開いた?拙者は音だけでそう判断したでござる。


 そして次の瞬間、確かに庭に何かが落下した音が。まずい、ガラスを焼いた部屋には誰もいなかった。しかし他の部屋には人がいた?

 

 拙者は足を止めず走る。先ほど拙者がぶら下がった木が軋んだのを耳で確認した。確実に近づいてきている!


 次の瞬間には塀に何かが着地。速いでござる。単純なスピードでは拙者に勝る。・・・・・・でも技巧なら?拙者は素早く電柱をよじ登り、適当に選んだ一軒家の屋根に飛び降りる。


 そして助走をつけて、また別の一軒家に飛び移る。これならどうでござるか?気になって後ろを向くとそこには人がいた。嘘?


 嘘ではなかった。なので拙者は組みつかれて押し倒された。捕まりたくない。その一心で拙者は叫んだ。


 「見逃して欲しいでござる!まだ何も盗んでないでござる!」


 「ござる?ふざけてるんですか?あと盗もうとした時点で犯罪なので訴えます。」


 「ふざけてないでござる!これはいじめっ子に強制されてたら口癖になっただけで、わざとじゃないでござる!」

 

 言い終わったら、拙者は自らを組み伏せた相手を観察したでござる。さらっさらの金髪に、宝石のような大きな金色の目、健康的な小麦色の肌、小顔。控えめに言ってイケメンでござった。ただ拙者を急いで、捕まえたので靴を履いていない。そこが異質でござる。肉体強化は薄い。拙者より上手いでござるな。


 体格は平均を超えており、手足が長い。美しい。しかし見惚れている場合ではない。なんとか脱出せねば。とりあえず会話で意識を逸らした後にどうにかする。


 「拙者は先日、会社にクビを切られた非正規雇用の事務員でござる。最低限の賃金で長く働いたが特に得るものはなかったでござる。貯金がないから次の仕事を探す時間もなく、豪勢な家を見つけたのでなんというか・・・・・・。」


 イケメンは拙者を組み伏せたまま話を聞いていたが、言葉に詰まった拙者をみかねて、冷たい声で言ったでござる。


 「それで泥棒したと。身勝手ですね。生活保護でももらいにいけばよかったんじゃないですか?」


 「知ったような口を!生活保護に行ったとして、探索者になれで話は終わりでござる!」


 冷血漢はやれやれと頭を振ってから、簡単なことのように言った。


 「なればよかったじゃないですか。探索者に。」

 

 「は?」


 「なればよかったじゃないですか。泥棒やるくらいなら命を賭けて一発逆転を狙えばいいですよね?」

 

 拙者の心の奥底から全てを燃やし尽くすような熱が込み上がってくる。いつ以来だろうか?いつも拙者は怒りを封じ込めていた。どうにもならないからと諦めていた。しかし強い怒りが諦めすら灰にしてしまった。


 「探索者?!モンスターが怖くてえええ、無理でござるなあアアアアアアア!職に困ったやつの選択肢が探索者しかないことがおかしいんでござる!そもそも、あんたはこの平日に学校にも行っていない!ニートが偉そうなこと言ってんじゃねええでござるうう!」

   

 頭の中が怒りでいっぱいだ。怒りしかない。アツイツイアツイアツイ!全部アツイ、ヒヤシテ!サマシテ。


 「今日は創立記念日なので学校がないだけですが。平日の昼間から泥棒を行うあなたに貶されるなんてニートも可哀想ですね。」


 アツいアツいアツいアツいアツいアツいアツいアツい!ツメタイモノ。ツメタイモノ?ココ、ココニアル!コイツの血でサマス!


 その時の拙者は怒りに突き動かされていた。おかげでできた。身体に爆発的に魔力を送り込んで、一瞬だけ身体に著しい強化を施せる技法、通称「闘爆発とうばくはつ」が初めてできたでござる。


 無理矢理にイケメンを振り解いた拙者は跳ね起きる。イケメンは数歩後ろに下がる。ここは屋根の上、足場は不安定で戦いに使える場所は狭い。落ちたら身体強化をしていても怪我をする危険な戦場でござる。


 だがこの時の拙者に躊躇いなど存在せぬ。再び闘爆発を使い、お坊ちゃんに飛びかかる。闘爆発は魔力を一気に注ぎ込むので身体に負担がかかる。一度使ったら強化が切れるのも難点でござる。


 だからこうなるのは必然でござった。イケメンはひらりと身を交わす。そして屋根から飛び出した拙者は落ちていく。


 すぐさま肉体強化をかけなおしてなんとか怪我せずに着地。振り向くと視界には拳が映っていた。拙者は咄嗟に後ろに飛んで衝撃を殺したでござる。二メートルくらいは吹っ飛んだ。


 肉体強化をしていたら強い攻撃に耐えられる。相手も肉体強化をしていたら人間の体重でも宙に浮く。つまり肉体強化を双方が使用しての戦闘では、大怪我せずに人間が吹っ飛び合う戦いになるということでござる。絵面がすごい。


 吹っ飛んで地面に足をつけた直後、お坊ちゃんが飛び込んでくる。目で追うのが難しい速度でござった。もちろん身体は反応できない。気づけば鳩尾に拳が突き刺さっていた。


 こっちも拳を顔面に向かってぶん回すが当たらない。喧嘩なんてしたことない。逃げ続けてきた分のツケが回ってきたでござる。


 しかし地に背中はつけぬ。闘爆発を使用しての跳躍。圧倒的な速度で肩から体当たり。お坊ちゃんは目が光っているので視覚の強化はしているだろうが、あまりの速さに避けることはできぬ。


 三メートル以上遠くまで突き放されていく。拙者と同じく自分で跳ねてダメージを少なくしているでござる。


 勝ち筋はある。絶対に勝って、馬鹿にしたことを後悔させてやる。拙者はそんなことを考えていた。だが圧倒的な差があったでござる


 イケメンの身体が大きく前に傾く。次の瞬間、イケメンは消えて、代わりに拙者の鳩尾に強い衝撃が。何が起こったのかすらわからないまま拙者はバランスを崩して、宙に放り出された。本日一の飛距離。


 そして硬いコンクリートに背中が叩きつけられる。力が抜けてもう動けなくなったでござる。まだ!まだ終わらぬ!


 勝って逃げれば全て解決できる。そう強く思っても身体は言うことを聞かぬ。首だけ上げてイケメンを見るとスマホでどこかへ電話している。この辺の住所とか泥棒のこととかを話している。


 電話先は警察でござろう。刑務所ならとりあえず食べ物はあるなと考えていると、お坊ちゃんが話しかけてきた。


 「すみませんね。泥棒とはいえ女性にここまで怪我させてしまって。あなたがあまりにも強いので闘爆発を使わざるを得ませんでした。」


 「せっ、拙者は男でござる。そんなこともわからんでござるか!」


 拙者は女に間違われることが嫌いでござる。いじめの時には女の子の真似をさせられた。髪が長いからって女だと思うな!このボンボン殴ってやりたいでござる。


 「よかった。じゃあ手加減する必要なかったですね。」


 「よくねえでござる。男なら暴力を躊躇わんということでござるか?」

 

 「暴力じゃないですよ。正当防衛です。あなたが最初に襲いかかって来たんですよ。だいたいことの始まりはあなたが泥棒したからです。本当に碌でもない。何が欠けたらそんなふうに育つんですか?」

 

 拙者の人生には何が欠けていたか?友達、恋人、知性?どれも根本的なものではござらんな。拙者に最も必要だったものは・・・・・・。


 「金でござろう。」


 金がなければ授業参観に母親か父親のどちらかは来た。そうすればいじめられることはなかっただろう。金があれば大学にも行けた。間違いなく拙者に足りなかったものだ。


 しかしそこの苦労知らずの考えは違うようだ。拙者の答えを聞いてボンボンは、世界さえ凍てつかせるような声で吐き捨てた。


 「違いますよ。あなたに足りないものは勇気です。勇気がないから、探索者にならずに泥棒をやった。ああ。足りないの勇気だけじゃありませんでしたね。良心もです。一つ確かなことは、大事なのはお金じゃないということです。」

 

 「金に困ってねえ奴に言われたくねえでござる!」


 拙者は闘爆発を使って無理やり跳ね起きた。溢れた魔力が周囲に霧散する。イケメン君の表情も歪む。驚きを隠せていない。でもそれで終わりだった。

 

 そのまま地面にうつ伏せに倒れ込んだ。ダメだ。もう限界でござる。上から目線の学生は呆れたように拙者に説教してきた。

 

 「お金がなくても正しく生きる人はいっぱいいます。そこから努力して逆転する人もいます。探索者以外にも起業するとかあるじゃないですか。なのにあなたは真っ先に泥棒に走った。その時点であなたはその程度の人間なんです。」


 コイツは何も分かってない。全ての発言が綺麗事。だからこそ心が傷つく。金があるとこうまで育ち方が違うのか。


 このイケメンは勇敢で気高くて、しかも強い。対して拙者は臆病で卑屈で、ちっぽけでござる。悲しかった。認めたくなかった。


 だから拙者は口論を続けた。アルゾックの警備員や警察が到着するまでずっと。ボンボンは考えを曲げなかった。少しも共感してもらえなかったでござる。

 

 その後、刑務所に入って分割して金剛寺殿に捕まった時の話をしたでござる。金剛寺殿は一つ指摘した。


 「豪邸は空き巣の対象にしないほうがいいよ。セキュリティが充実してんじゃん。」


 「いや、そのぶん儲かりそうだったでござる。貧しいところから盗むのもなんか悪いし。」

 

 金剛寺殿はため息を吐いた後、薄く笑って明るく言った。


 「服部君、アイツの言っていることには間違いがある。アイツは服部君には良心がないと言ったね。でも実際、服部君には良心が残っている。僕ならセキュリティが緩そうな、金持ちじゃないところしか狙わないと思うし。」

 

 最低でござる。でも最低な金剛寺殿は拙者の友達でその事に不満はないでござる。この後、探索者をやって金剛寺殿と一緒になったときも嬉しかった。


 「僕、パーティ抜けます!」

 

 だからこう言われた時は焦ったでござる。拙者が不甲斐ないから、拙者が勇気を出さなかったから、金剛寺殿は一人でゴブリンを倒しに行った。


 金剛寺殿が薄情なだけでは?こうも考えたでござるが、金剛寺殿は衝動的なところがある。戻ってくるのでは?戻ってきたらいいでござるな。


 願いは叶った。金剛寺殿は戻ってきた。一つ文句をつけるとすれば、金剛寺殿は大怪我をしていたことでござるな/まあ、それでも嬉しかったので下級ポーションをあげて怪我を治してあげたでござる。


 そして金剛寺殿と伊藤さんと拙者の3人でまたパーティを組んでまた迷宮に行ったでござる。拙者のパンケーキで伊藤さんの疲労を回復し、戦力にする作戦は上手くいった。


 しかしそこまでしないと戦力に組み込めない伊藤さんは探索者としては問題ありでござるな。そして拙者は敵前逃亡。まともに戦っているのは金剛寺殿だけでござるが、金剛寺殿は性格が悪い。そしてそれを補うには少し戦闘力が低い。


 全員このままじゃダメなんでござる。だから変わらないと、もちろん拙者も勇気を出さないといけない。


 大丈夫でござる。あのイケメンはゴブリンより遥かに強い。ゴブリンは怖くない。いや、やっぱり怖かったでござる。


 刀を刺しても、構わず襲いかかってきた。拙者にはそんなことできんでござる。思わず木の上に逃げてしまった。それでも一応戦闘に参加できた。伊藤さんも同じ。


 その後さらにゴブリンを狩った。怪我もなく順調に、探索が終わると金剛寺殿は上機嫌で肉と野菜が食えると喜んでおった。


 そんな金剛寺殿が翌日、新しくパーティメンバーを加えたいと言った時は驚いたでござる。拙者はゴブリンはなんとか倒せているから、このままでいいかと思っておった。


 しかし金剛寺殿は余裕で倒せなきゃいつか死ぬと力説。少し共感できたので同意したでござる。ただパーティメンバーを見つけるのは難しそうでござる。


 やる前からパーティメンバー探しに悲観していると中村というおじいさんがなんとパーティに入ってくれたでござる。


 ただこの中村殿は歳を取っているので体力が低く、あと魔術を暴発させがちという欠点があったでござる。そのせいで金剛寺殿が中村殿を追い出そうとしたでござる。追放は拙者が阻止した。


 金剛寺殿は本当に薄情でござる。おそらく心にも金にも余裕がないので、そうしているのでござろうがそんな生き方は寂しいでござるよ。


 だからみんなでお金を稼いで余裕を作るでござる。だから拙者は今日も迷宮に行く。覚悟を決めて探索者ギルドにつくといつもより雰囲気が悪い。

 

 居心地を悪くする不機嫌な声は・・・・・・。あっちからでござるな。この声には聞き覚えがある。碌でもないことが起こりそうでござる。


 「そうだよ!駅前でお前に逮捕された会社員だよ!」

  

 やっぱり金剛寺殿でござる。そして口喧嘩をしている相手は・・・・・・!見間違いであって欲しいでござる。探索者ギルドに居そうもなくていたら面倒な相手、第一位。金髪のボンボンがそこにいた。


 あの馬鹿!また喧嘩売って。止めにいかないとでござる。金剛寺殿!終わったら一発ぶん殴ってやるでござる。

 


 

 


 


 

 

 


 

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