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3話 「空白」

零のコードネーム

(しん)

1話の仕事売

blood(ブラット、血) 全てが詳細不明です。

唯一分かるのは、沢山の人々の情報を持っている事。

二人は、楽しい話を終え家に着いた。「ここが零のおーち?」「そうだ」「綺麗なおーちだね」「かい、おーちじゃなくてお家だ」かいは、零の家を見て目を輝かせていた。中に入ると、必要最低限のものは無かった。テレビ、冷蔵庫、ベッド、机、そして写真。「かい、何食べる?」「たべもの?」「あぁ、何がいい?」「わかんない」「たべものが分からないのか?」かいは、コクリと頷いた。「なんか作るな、ベッドで待ってて」「いやだ、零と一緒にいる!」かいは、零の腰に抱きついた。少し震えているようだった。「か~い、少し離れろどこにも行かないから」「、、、うん」かいが、ベットに座る。その間に零はテキパキと料理を作った。てゆうか、なんでこんな簡単にかいを連れてきたんだ?まぁいい。「かい~できたぞ」「わぁーたべる!」目を輝かせていた。「これなに?」「春雨スープとオムライス、嫌いだったか?」「うんう、こんなのたべたことない!」かいに、スプーンを渡したのだが持ち方が分からずしょうがないので零が食べさせた。食べられない状況にいたかのように。「おいしかった!ありがとぉ零!」「それは、よかった」食べ終わると、零は食器を片付け、かいはベッドに転がっていた。素敵な笑みを浮かべながら。「ブッーブッ」零の電話がなった。「こんな夜にどいつだよ !」「もしもし、真だ」「すまんな、こんな夜中に仕事売のbloodだよ、ちょっと緊急の依頼があってな」「なんだ?緊急ってそんな急ぎなことか?」「そうなんだよ、なにも殺される前に殺ろして欲しいらしい」「自分で殺せって」「あ”ー受けるよ全く、依頼者は?」「ストリップ町254のジャンク、標的はその友人のナダだ。よろしく頼むぞ」「あーわかったわ、オレはヘマしない」「そうだな笑、じゃあ、いい夜を」「あー」零は、電話を切った。ベッドの方に向かうとかいはもう寝ていた。ボロボロになったままの服で。零は、ベッドに座りかいの髪を撫でる。サラサラで一切絡まりがない白くて綺麗な髪だ。

「こんな綺麗なやつどうしてこんな目になるんだ」可哀想だ。彼の心は、幼い頃の思い出をかいと重ね葛藤と罵倒で満ち溢れていた。空白の、彼の過去。誰にも変えられない、もし天使なら。「かい、お前は天使か?」「寝顔は天使だな」零は、かいの隣に寝転がりかいを抱きしめながら、深く眠りについた。



「あ”ぁーあ”あ”あ”」少年の声が響く。「母さんを返して、お願いです、、お願い、です」少年は届かない事も知らない、神に祈る。届かないと分かっていても祈るしかないのだから。祈っている、少年の前に何かが現れた。それは、羽が数枚飛んで現れた怪物だった。その怪物は、“不幸”にしないそう言った。


遅くなりました。ごめんなさい

かい、零の 「 」はオムライスです。

もし、貴方が最後の晩餐を行うとしたら、何を食べますか?

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