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6:誓い
「いや…大丈夫だよ。
大事な話なんでしょ。
私…教室もどろっか?」
瑠奈がそんなことを言うもんだから、祐輔は慌てて否定した。
「違うよ。この話は、瑠奈ちゃんにも関係あることなんだ…」
「私にも…?」
祐輔は申し訳なさそうに、話し出した。
「まず季泉会についてなんだけど…季泉会っていうのは、簡単にいえば月姫と四季神が生きていくために、サポートする人たちの集まりなんだ。
月姫が誕生すれば、それを守る四季神たちを、よい環境で育て、強くするために鍛える。
月姫が住む家も、季泉会が全部管理してるんだ・・・まあ、すべてがいいことだとは限らないけどね……」