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17:真偽と証
「アハハはっ!マジ!?お前龍なん?
なにそないダサいメガネ、かけてんねん。
髪もボサボサやし…天下の白鳳高校会長様が、聞いてあきれるわ・・・」
啓太の言葉に、クラスがまた騒がしくなった。
「白鳳の会長の名前って…なんだったけ…?」
「たしか…『さくらいりゅう』…って…まさか…」
クラス中が騒ぎだした。
ありえない…あの桜井が白鳳の会長…?
誰もがそんなことを、思っただろう。
ざわめく教室。
休み時間のため、廊下には騒ぎを聞いて、他のクラスの人たちも集まってきた。
そんな中、龍が口を開いた。