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6:始まりの日


いつまで経っても自分に襲って来ない痛みに気づいた瑠奈は、ゆっくりと目を開けた。



瑠奈の目に映ったのは、学ランを着た少年の後ろ姿だった。




少年は、刀を持ってさっきの男と瑠奈の間に、瑠奈を守るようにして立っていた。



どうやらさっきの金属音は、この少年が持っている刀とあの男の刀が擦れあった音のようだった。




「…貴様……何者だ!」





男は瑠奈の間に入ってきた少年に殺気を放った。



しかし少年はその殺気にビクともせず刀を構え直した。



その瞬間少年の腕から見えた腕輪に男が反応した。




「…それは……まさか!?…四季神!?」




少年が何者なのか悟ると、男はすぐにその少年と距離を置いた。





「おのれ!四季神め!

…必ず…必ず月姫を手に入れて見せるぞ!」





男はそう言って闇の中に溶け込んで行った。





男の姿が見えなくなった途端安心感からか瑠奈は意識を手放した。













この日を境に瑠奈の日常は大きく変わった。






『月姫』という運命によって。




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