35/284
4:親友と転校生
「さっきからぼーっとしすぎ!!
朝から様子変だし……なにかあったの?」
亜由美は瑠奈の瞳を、真剣に見つめていた。
「…亜由美。」
真剣に自分のことを心配してくれている亜由美。
心配してくれている亜由美に、今悩んでることを話したい。
だけど……
「平気だよ。…昨日ちょっと遅くまで起きてて、寝不足なだけ。」
…亜由美を巻き込んじゃダメだ。そう思い亜由美に笑った。
「…本当?」
やはり亜由美は瑠奈のことが心配なようだったが、瑠奈が笑っているのを見て諦めた。