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3:守りたい
季彩輪はそれぞれの季節を表した色の石を、数珠繋ぎにして腕輪にしている。
その石は特別なもので、初代月姫の力によって作られたと言われている。
「同じ石が埋まってるでしょ。
これが月華と季彩輪を繋いでるの。
だからさっきのは、あたしが春彩にたくした力。
月華であの力を使うには、ちょっと桜井君から遠かったから。」
瑠奈はそう言って笑った。
「この力の使い方…知ってたのか?」
龍は驚いた。
2ヶ月前までは普通の少女だったのに、ここまで力を使えるとは、思いもしなかった。
「なんか、頭の中に入ってきたの…よくわかんないけど……」
瑠奈自信も、あの力には驚いているようだった。
「おのれ……四季神!!」
さっきまで苦しみもがいていた妖魔が、意識を取り戻した。