表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
236/284

12:今どこに・・・




――・・暗闇・・・





『俺の名は萱野一樹。


月姫、また今度会いましょう。




…今度は…2人だけで…。』





そうして一樹は、暗闇の中に消えた。




「来栖!大丈夫かっ!?」




階段から駆け上がった龍は、座り込んでいる瑠奈に駆け寄った。




「平気…」

あきらかに顔色が悪いのに、心配をかけまいと、無理をしている瑠奈。




「うそつけ!保健室行くぞ!」




そんな瑠奈を見かねて、龍は瑠奈の返事も聞かないまま、抱き上げた。




――…あぁ、もう何度桜井君に抱き上げられたんだろう…


大丈夫だよ、って言いたいのに、気持ちとは反対に瞼が落ちていく。




遠くで桜井君が呼んでる・・・・大丈夫だよ、大丈夫だから・・





すぐ起きるから・・・・

瑠奈の意識はそこで途切れた。





最後に一樹が包まれていたあの黒い闇は、萱野家で見た、一樹の心の闇のようだった・・・




”助けて!!”





そう叫んでいる、あの幼い一樹の心の奥深くに眠っていた、小さな体に似合わない、黒くて深い、大きな闇・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ