235/284
11:今どこに・・・
『一樹!!その手を離せ!』
叫ぶ龍。
『龍……やっぱお前たちは、気づくのが早いな・・』
3人の姿を見た一樹が発した、さっきまでと異なった言葉。
『一樹!!お前何をしているか分かってるのか?!』
3人の表情が今でも頭の中に浮かぶ。
『…一樹…お前は裏切るんだな…』
龍が真剣な眼差し。
『…あぁ。…俺は四季神を抜ける。』
―――やめて!!そんなこと言わないで!
瑠奈のそんな願いもむなしく、一樹は左腕についていた腕輪を、思いっきり屋上から投げ捨てた。
一樹に握れられていた腕を放され、龍たちのもとに投げられた。
龍たちに受け止められ、一樹を見たとき、一樹は黒い闇に覆われていた。