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7:2人きりの兄弟
俺・・・瑠奈の傍にいたらきっと・・瑠奈と四季神たちを出会わせてなかったと思う。
瑠奈を・・こんな危険な目にあわせたくなかったんだ・・
瑠奈がこの世界に足を踏み入れれば傷つくことはわかってた。
今だって・・・力の使いすぎで倒れたんだぞ・・・
でも・・夢見の力がある以上これは変えられない真実なんだって・・・
そう言い聞かせてた・・・・・
だったら・・支えようと思ったんだ。
俺には戦う力はないけど、瑠奈を・・・・"姉さん"を助けたいと思ったんだ。
大切な・・・たった2人きりの兄弟で・・・・
たった2人きりの・・・・家族だから。」