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5:太陽現る




「桜井君!!私は大丈夫だから早く妖魔を!」





瑠奈は叫んだ。


瑠奈の力強い瞳を見て、龍も安心した。





「分かった。」




瑠奈に向って真剣に頷くと、龍は勢いよくその結界を飛び出していった。




何度龍の闘う姿を見ただろか。




いつも瑠奈は、龍たちが自分を守るために戦う姿を見て、悔しくてしょうがなかった。





例えこの月華を持っていたとしても、戦うことはできない。






この剣は


”守る”


ための剣なのだから・・・・


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