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11:見えたもの
「一磨君の様子は見えたんだけど、一樹君はなんか靄がかかってて、よく見えなかったの…
ごめんなさい…
私がもっとしっかりしてれば…」
俯く瑠奈。
目頭が熱くなり、こらえようと思っても、じわじわこみ上げてくる・・・
それをこらえるために、瑠奈は唇をかみしめた。
――――なんで・・なんで私は情けないんだろう。
みんなの役に、全然立ってない。
いつも守られてばかりで、私は・・・・
「一磨君の様子は見えたんだけど、一樹君はなんか靄がかかってて、よく見えなかったの…
ごめんなさい…
私がもっとしっかりしてれば…」
俯く瑠奈。
目頭が熱くなり、こらえようと思っても、じわじわこみ上げてくる・・・
それをこらえるために、瑠奈は唇をかみしめた。
――――なんで・・なんで私は情けないんだろう。
みんなの役に、全然立ってない。
いつも守られてばかりで、私は・・・・
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