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5:月華




「この世界に足を踏み入れて1ヶ月しか経っていない私には、月華は使えないと思いましたか?」





「それは……」





瑠奈の言葉に、何も言い返せない清平。


そのことが肯定を表していた。



1歩1歩、ゆっくりと前に進む瑠奈。




そしてその先には清平。



瑠奈は月華の切っ先を清平に突き付け、最初のように言った。

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