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3:幼き声
心に流れてくる一樹の声は、大きく強い。
それほど苦しみが大きかったのだろう。
瑠奈はその声が聞こえてくるたびに、体力が減っていくのが分かった。
早く一樹を助けたい。
そんな気持ちだけで瑠奈は歩いていた。
「……やっぱ無理…」
「え…きゃっ!」
フラフラの瑠奈を、突然龍が抱き上げた。
いわゆるお姫様抱っこだ。
心に流れてくる一樹の声は、大きく強い。
それほど苦しみが大きかったのだろう。
瑠奈はその声が聞こえてくるたびに、体力が減っていくのが分かった。
早く一樹を助けたい。
そんな気持ちだけで瑠奈は歩いていた。
「……やっぱ無理…」
「え…きゃっ!」
フラフラの瑠奈を、突然龍が抱き上げた。
いわゆるお姫様抱っこだ。
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