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10:かすかな光
「あのね…夢を見たの。
小さな男の子が1人で泣いてるの…
その子は
“助けて”
“お兄ちゃんを助けて”
って泣いてて……
その子を助けようと思って声をかけたの…
近づいたらいつのまにかその子が消えてて…
そしたら…知らない声がして…
“萱野家へ行きなさい”
って言ったの…
きっと…きっとあれは…
あの男の子は萱野君だよ…」
「あのね…夢を見たの。
小さな男の子が1人で泣いてるの…
その子は
“助けて”
“お兄ちゃんを助けて”
って泣いてて……
その子を助けようと思って声をかけたの…
近づいたらいつのまにかその子が消えてて…
そしたら…知らない声がして…
“萱野家へ行きなさい”
って言ったの…
きっと…きっとあれは…
あの男の子は萱野君だよ…」
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