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8:使者と謎



日課になってきた、龍との帰り道。



歩きはじめて5分ぐらいたったとき、突然龍の足が止まった。



―――…どうしたんだろう?



不思議に思った瑠奈は、足を止めた。



龍の顔を見ようとしたが、龍にグイッと手を引かれて、龍の後ろに隠れる形になった。




「…桜井く…!?」




「しっ!!黙って俺の後ろに隠れてて!」




龍の名を呼ぼうとした瑠奈は、言葉を途中で遮られ、龍にさらに力強く手を握られた。

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