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14:白鳳高校の会長
「あっ!そういえば亜由美、白鳳のこと詳しいね・・・桜井君のことも、知ってるの?」
亜由美がさっきから白鳳のことに詳しいので、瑠奈は不思議に思って聞いてみた。
「あー…昔一度だけ白鳳学園主催のパーティーに参加したのよ。
あたし一応理事長の娘だし。
そのときいろいろ知ったのよ。」
「そうなんだ…」
今一度、亜由美がお嬢様だと言うことを思った。
ざわめく教室。
廊下から見ているやじ馬。
そんな中、静かに本を読んでいる龍。
やっぱり彼は、白鳳の会長なだけあって、こんな状況にも普段と様子が変わることはなかった。
そんな中・・・放課後を迎えた。