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11:白鳳高校の会長
ドアを開けた瞬間、クラスは静まり、生徒たちの視線が2人に突き刺さった。
ざわざわとしている教室。
先ほどとはうってかわって、龍は前髪で隠していた顔をはっきりとだし、メガネもとっていた。
クラスが騒がしくなるのも、仕方がない。
クラス中の女子の視線は、龍にくぎづけだった。
普通なら見ることも、こんなふうに同じクラスになることもできなどしない。
だから、女子が騒がしくなるのも、仕方がない。
自分の席に座り、本を読んでいる龍。
龍の後ろ姿を見ていた瑠奈も、自分の席にさっと座った。