究明の章 登場人物
○現実世界○
神無月翔大:ごくごく平凡な主人公……というのは前の話で。今や異世界と現実世界の行き来を可能とする謎の力を会得する。傲慢王オウジャの死去によって彼はゲネシス王国から蒼の騎士との称号を享受。更に報酬として屋敷も貰ったりで壮大なる人生が始まったり!?だが、そんな平和な日々はある事件を切っ掛けに……異世界と現実世界は共に大きく関わっていこうとしていた。
須藤建作:宮城警察署刑事課所属。髪は黒毛ながらもぼさぼさで見た目に関しては完全におっさんながらも階級は巡査長。年齢と等しく恋人を作った歴史が一切存在しない。事件という事件には身体を壊そうとも真実を掴み、宮城警察署内でやや浮いた存在となっている模様。今回とある二件の説明が付かない不可解な事件の真相に探るべく、手始めに証言者からリサーチした情報を元に神無月翔大に関わっていく。
櫻井渡:最近転職した心理学カウンセラー……は表向きで実はオカルト方面については趣味で勉強している。そんな、ある日に宮城警察署刑事課の須藤が翔大を連れてきた上に依頼をされたので一層事件の解明に力を尽くしていく。なお、櫻井の前職は警官であり須藤とは前からの仕事仲間である。
神宮希:神無月翔大の幼馴染み。中学生でいながらも美貌に置かれていた彼女は学園の注目の的でありながらも尽くす相手はただただ翔大のみという危険な少女古来から称えられし神宮の末裔でありながらも家系の使命を放棄し、人生の大半を翔大だけに注いでいた……のだが、突然襲い掛かる不慮の事故に対してある意味定めであったかのように受け入れる行動が翔大にとって拭いきれないトラウマを残していくのであった。
○異世界○
宗主アルカディア:ミゾノグウジン教のトップ。目立った活動は控えていたが、オウジャの死去によって壮大なる計画を巻き起こそうと企む。青髪のオッドアイでいて外見は優男。しかし内に秘めた性格は非常にどす黒く、翔大にとっては心が読めない厄介な存在。所持武器は杖で魔法を主体とする攻撃を多用する。
サイガ:宗主アルカディアに支える右腕的存在。紫色の短髪にキリッとした瞳で月の光と同様の色を施した鞘と剣を所持。計画の邪魔をする者に一切の慈悲はなく、とてつもない戦闘力を誇る為宗主アルカディアとはまた違った危険性を備えている。だが、彼の思うミゾノグウジン教についてはさほど信仰深くはない。
どちらかと言うと宗主アルカディアという人物に忠誠を誓っているようだが……
アビス:時期は不明だが、以前まで傲慢王たるオウジャ・デッキと手を結んで主人公の前に立ちはだかるも戦闘中に行方を眩まし以後行方不明に。使用回数に限りなく使えるモンスターの使役と自らの腕に取り付けた腕型の剣で迫り来る敵に対して完膚なきまで叩きのめすも現在もなお、己の存在理由を得ようとせんが為に再び別の者との協力を得てして追い求める。