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人生に意味はあるのだろうか? 私の人生考察ノートより

作者: 舜風人

人生に価値はあるのか?

生きる意味はあるのか?



真正面から問いかけてみましょうか?


その前に、、


価値、、とはなんでしょうか?

意味(意義)とはなんでしょうか?



価値づけ

価値観

意味

意義


それは実は人間だけにしかない概念なのです。


昆虫や微生物

動植物たちは


ことさらに価値を求めて

生きてるわけではありませんよね。


生きる意味を見出したから生きてるわけでもないでしょ。



何と言ったらいいのか


生きるべくして生きてる


そうして死ぬべくして死滅している。



そうだからそうなってる。


そうしかないからそう生きてる。



それだけですね。


価値?なんて彼らは、まったく関係ないんです。


生きる価値があるから生きるとか


生きる意味もないから、、自殺してやるとか


そんなの人間だけです。


ですから昆虫に自殺は有りませんよね。


カブトムシが自殺したなんて聞いたことないでしょ?


自殺するのは人間だけです、、、。





さて


本題に戻ります。


生きる意味を知りたい


なぜ生きるのか?


生きる価値はあるのか?


そう問いかけ続けるのは人間の宿命です。


人間だけがそうなのです。


ということはこの問題?は


人間だけに特異な現象といっていいでしょう。


つまり、、宇宙の普遍的な問題ではないという結論です。


生物がこの地球上に何百万種いるか知りませんが


「「生きる意味があるのか?」と


問いかけるのはおそらく、、人間だけです。



ですから


これは答えの出ない、、質問なのですね。


というか本来、、答えがあり得ない質問でもあるわけです。


人間というのは


しばしば


答えができない質問をするものです。


たとえば、、



「私はなぜ男なのでしょう。女に産まれたかったのに」



そういわれても、、


答えようがないですよね?



こんなような質問ってほかにいくらでもありますよね。


「人生に意味があるか?」という



質問もその一つです。


宗教者や

哲学者が


こうこうこれですよ


という答えを残していますが


実はそれらは答えになっていないのです。


自己安堵?

自己弁護


でしかないのです。


そう思ったら楽?ですよ。


という一種のの詭弁であり


はぐらかし?ですね。



まあそれで気分が楽になればいいか、、みたいな、、、。



信じる者は救われる?みたいな、、。




『人生には意味があるのか?』



みたいな


そういう質問というのは、


正解は無い


というか


そもそも


答え自体が無い、、


そういう質問だからです。


そういう質問を人間は大好きで?しばしば連発するもんなんです。



だからそういう時は



「答えることが不可能なその手の質問に対しては、、沈黙するしかない」



これが唯一の、、正しい、、答えです。



さらに言うならば、、、



生きる意味を問うことは、、意味がない。



という結論です。



生きてるから生きてる



生かされてここにある。



そういう事実、、事態、、がこうしてある。



それだけです。



その事実


その事態に対して



意味を問うことは


無意味なのです。



事態は事態であり、


事実は事実だけです。


そこに人間が期待するような「意味」は本来ありえないからです。


月に意味がありますか?


火星に意義がありますか?


木星に価値がありますか?


そういう問いってそもそも問うこと自体が無意味でしょ。



ところが人間という存在は



そこにどうしても



意味を見出したい



意義を見出したい


その事実はなんらかの「価値」がある、、と思いたい。


それが人間の浅はかな、思い、、願い?なんでしょうね。


人間的な価値づけなんてしょせん、つまらないものですよ。



「火星のお値段はいくらですか?」と


真面目に問うようなものですよ。


ばかばかしいでしょ?


そんな人間的な価値判断なんてこの壮大な宇宙では


まったく無意味でしかないのですよ。



あなたが生まれて生きてやがて死んでいく。



そういう「事実」はあるでしょうが


その事実が


じゃあ


いかほどの価値があるか?と問われても


答えは無いですよ。



そういう意味では


人生に意味はないし


生きる価値なんて本来ありません。



ただ与えらえた生命力の続く限りは、生かされれて


生きる寿命がある間は


生きていく、、



そういうだけの事実です。


それが良いとか悪いとか

価値があるとか

意味があるとか


そう問いかけてみても


その問いは


本来「無意味」でしかないという事実です。


それが厳粛な結論です。


でも、、


それじゃああまりにも「味気ない?」ので



宗教者や

哲学者が



こういう意味があるとか


信仰は人生の意味ですとか


神はあなたの救い主ですとか


ありがたいお言葉を示して



本来の厳然たるニヒリズムの空漠感から


救済してくれているんですよ。



空虚の深淵をのぞきこんだら

人間はその孤独感に耐えられずに



それこそ自殺しかねないから


それを防ぐために


宗教者や

哲人が


人間救済のために


救いの言葉を残しているのです。



ほんとはね


この人生なんて


ぱっくりと暗黒の深淵が口を開けてるだけなんですけどね。





それではほとんどの一般人は耐えられないから


まあ


人間救済策?としての



宗教であり


ありがたいお言葉であるわけですよ。



だから


すなわち


「信じる者は救われる」んですよ。



一種の安全弁ですよね?



まああまり深く考えすぎないことでしょうね。



生かされているから、生きている、、


くらいにタカをくくって、、


気楽に生きることですよ。


それしかありません。



むやみに


不用意に


出来心で?


深淵なんか


あえて



覗きこむ必要はないということですよ。


そんなことしたら?


破滅しかないですからね。


そんな破滅なんてはごめんですよね?




生きて飲んで食って歌って愛して


寿命が尽きたらハイさようなら、、




それがあなたの本来の人生でしょ?


そういうまっとうな?人生を送りたいなら


決して出来心でなんか


深淵をのぞきこんだりしちゃあだめですよ。


人生において


もしも意味があるか、ないかを


徹底的に追求していくなら


結論は



人生は無意味、、ということです。


だってそうでしょ。



この無名


無力


無知?


でしかないような庶民である私が


生きていようと



死んでいようと



何の関係もなく世界は運行していくだけでしょ。



そんな私の人生にいかほどの意味がありますか?



ない



としか言いようがないじゃないですか。



でもそんなに突き詰めて考えたらだめですよ。



もっとのんきに生かされている限りは生きてみるか、、くらいの


軽い気持ちで活きることですよ。


しょせん人生のすべてなんて小さなこと取るに足りないことですよ。


死んでしまえばそんな悩みも、それこそ何の意味もないですよ。


無意味に生まれて


無意味に生かされ


無意味に死んでいく。



それが人生。


それならばもっと気楽に生きてみますか?



生かされてみますか?


どうせ

死にたくないとわめいてみても


いずれ死んでいく運命だし、


それがいつか?



もわからないし。


私の命であって私の自由にはならない。


私の体であっても私の自由にはならない。


すべて借り物です。



だったら身を滅ぼさぬほどに


後ろ指刺されないほどに


好きなように生きたが、、勝ち?でしょう?



酒を飲みたければ飲めばいいし


タバコ吸いたければ吸えばいい


趣味に没頭するのもいいでしょう。


身を滅ぼさぬほどにね。


そうです。


それが人生です。



それしかないんです。



それのみが人生です。


人生とは、、そういう


ムダ、、というか


無意味というか


そういうものの総体でもあると思うわけですよ。



だって生きてみてもそれが


死によってすべて無と化すわけですよ。


それまで営々と積み上げてきた


あなたの仕事が


ライフワークが


死で終わりです。


あとに何が残ろうと


死んだあなたにとってどれほどの意味、、がありますか?


ないでしょう?


人生とはそういう無益な?行為の


総体なのですよ。


だから

いっそ捨身になって生き切る


人生を走り抜ける、、


というのも一興でしょうね?


罪もない


罰もない。


あるのはあなたの「いきざま」だけですよ。


それがブザマだったか


それともかっこよかったか。


まあ


死んじまえば、、それくらいの評価?でしかないのでしょうよ。


だから


無駄な人生


無益な一生


無意味な人生と


嘆かないで


いっそ


捨て身で


かっこよくこのつかの間の


人生を


走り抜けることですよ。


生き切ることですよ。


人生って


結局


それだけでしょ?




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