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君が選ぶのは〜過去と未来の勇者〜  作者: ぬしぽん
第三章

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ep.46 決着


 楓から放たれた輪が咲の手首に取り付けられたその瞬間、幻惑は解かれ周りを舞っていた花びらが霧散していく。


 「これは…また能力を無効化する能力…?」


 目のかすみや頭痛などといった症状も徐々に軽減され、はっきりと咲の姿を捉えた。


 「…は?」


 その後、楓が視界に捉えたものは




 「アレを受けてまったのなら…彼女はもう…」


 「…アレの対象方法は避ける他ないからな。反対に、当てられさえすれば、あの技ほど理不尽なものはない」


 「つまりこれから引き起こされるのは…」




勇者の楽園サブミットトゥザアレス


 天界から大天使の輪を取り寄せ、縛り付けた対象の因果律を崩壊、再構築する。相手の未来そして運命を都合の良いよう強制的に書き換えてしまう力。そこから始まる災厄は―




 「ああ。ラッキースケベ…だ」



 楓の目の前にはジャージのパンツがずり落ち、脚が絡まることで顔から転倒し、真紅の下着が露わになった咲の姿。そこからはみ出す二つのしりは触れずとも柔らかさを感じさせる。


 「…だ、大丈夫ですか?」


 「…屈辱ですこと」


 しかし、この程度で真城 咲の心が折れることはない。立ち上がると衣服を整え、即座に構えを取った。


―破の型 綻ノ詩ほころびのうた


 スサノオでの身体能力向上。そして自身が武道で培った超高速の突きの連打。これを逃れる術は‐


 「なっ!?」


 だが、間合いを詰める前に何かに躓き、体勢を崩した。不格好にも片脚でバランスを保とうと試みるが抗えない。そのまま楓を押し倒し、地面に倒れ込んだ。



 「いてて…あの…本当に大丈夫…」


 楓は自身の左手に、なにやら柔らかなものが握られている事に気がついた。


 「アナタ…何をして…」


 「ごめんなさい!いや、違います!」


 楓は咲の胸から慌てて手を離すと、咲は即座に立ち上がり距離を取った。怒りか羞恥か…その顔は真っ赤に染め上げられ、刀を握る拳は細かに震えている。



 しかし、この程度で真城 咲の心が折れることはない。衣服を整え、即座に構えを取った。



―破の型 綻ノ‐


ビリィ


 咲は臀部の方から奇妙な異音を聞き取り、視線を移す。すると…ジャージの尻の部分が縦に破れ、そこから下着が露わになっている事を確認した


 「こ、この程度で!」



 しかし、この程度で真城 咲の心が折れることは―だが、ふと目にした物は1台のカメラ


 「ま、まさか…私の…が全国放送で…」


 心境は一転、咲の胸中で沸き上がったのは羞恥心


 「い、いやああああ!」


 パンツがずり落ち、再び下半身が露わになる。だが彼女は止まらない。猛スピードで会場から撤退した。



 「…」


 『…』


 静まり返る場内。現実に気を戻した審判の下した判定は、楓の勝利だった。




 「あれー?意外と盛り上がってねぇな」


 「観客は集まってるようだがな」


 会場から聞こえる筈の歓声は無い。しかし、確認したところ満員の様子だ。ライブ映像が流れるスマホの電源を切りポケットへと仕舞う。


 「もう始めるか?それともチーフを待つ?」


 「面倒だから殺っちまおう」


 バルドロはダブルアックスを二つ、ギルはアサルトライフルをバックの中から取り出した。彼等の目的は会場にいる全ての人間の虐殺。


 チームのボスであるミドラは到着していないようだが、脳内では既にアドレナリンが噴き出し、理性を抑えられそうもない。


 「なぁ、アンタらだれよ?」


 バルドロとギルが会場に足を踏み入れる前、一人の金髪の青年が立ち塞がった。


 「ほう。これはこれは。お前は確か…」


 「ラグナ・ファルゼンだな?ロイヤルの天才くん」


 「へぇ。お前らヴィクトリアか。ノコノコやってくるとはいい度胸だな」


 場外ではもう一つの戦いの火蓋が切って落とされた

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