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 俺の名前は雅練平。

 詩人だ。

 手書き原稿、最高だ、と思う。

 そんな俺はある一編の詩を世に送りだしてから、消息を絶った。

「桜が散ったら」だ。

 今は秘境の山奥で暮らしている。集落には俺と――。


「こんにちは」


 声を掛けられ、俺は小さくうなずく。会釈のつもりだった。

 集落には俺と、さっき俺に声を掛けたおばあちゃんしかいない。


 まあいいもんだ。


「桜が散ったら」はある人物に思いをはせた詩だった。

 

 そいつの名前は、柏木聡——。

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