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プロローグ 五つの召喚魔石

どうもどうも、創作者のハタDです。

今まで、「オーバーロード」「ログ・ホライズン」「転スラ」などの異世界のアニメを見てて、自分も書いてみたいと思い、今回書かせていただきました。

まだ始めたばかりですが、どうぞよろしくお願いします。

 ある大きな洞窟で儀式を行っていた。

 そこには百人の兵士、十人の魔術師、そして数人の元老院と一人はドレスを着ている十九歳の少女がいた。

 スカーフを着た魔術師たちが大きな魔法陣の周りで両手をお祈りの形をしながら呪文を唱えていた。

 すると魔法陣が光りだしていて、中央に置いてある五つの虹色の岩がキラキラと輝いていた。

 その光景を少し離れた元老院たちと兵士半数人と少女が見ていた。残りの兵士は洞窟の出入り口で外を見張っていて儀式の状態を見ていない。

 儀式は長く続いていて、それを眺めながら一人の元老院が言った。

「陛下、この儀式を上手くいきましたらこの国は安泰になります」

「……」

「必ず成功します。何せ五つも同時に使っているので、魔物、魔獣どころか魔人や魔王あるいは最強と思われる竜族が現れるでしょう」

「……」

 陛下と言われている少女は返事しないまま、ただ儀式を不安な表情で眺めていた。

(これで良かったのでしょうか?)

 そう思っている時に、魔法陣の光が更に強くなって、五つの岩が白く光りだした。

 それを見た一人の元老院、さっき陛下と言った人が大きい声で言いだした。

「さあ、召喚せよ!我らの未来に導くものを現れよ!」

 言い切った時、洞窟の空間が真っ白になるほどに光りだして、何が起きてるのか中に居た人たちは視界すら見えないでいた。

 しばらくすると、光がおさまってきて儀式で行った魔法陣の光も消えていった。

 兵士や魔術師たちは、強烈な光に耐えきれなく尻もちをしていた。

 元老院と少女も同じで、少女は周りの人たちのことを気にしていた。

「皆さん、大丈夫ですか?」

 少女はすぐに立ち上がろうとしたが、足が震えて起き上がれなかった。

「大丈夫です。陛下」

 そう言ったのは、守備隊隊長の男だった。

 彼は特に怖くない状態ですぐに立ち上がって、少女の方に近づいた。

 彼女の状態を見て、手を差し伸べて立ち上がるのを手伝おうとした。

「ありがとうございます。ガウス隊長」

 少女も手を差し伸べて、彼の手で起き上がれてた。

「お安い御用です。ご容態は大丈夫ですか?」

「私は大丈夫です。クルムトは?」

「なんのこれしき、です!」

 さっきの元老院が一人で起き上がって、問題ないという体勢を彼らに見せた。

「それより儀式は?儀式はどうなった!?」

 元老院はすぐに魔法陣のある場所に目を向けた。

 すると

「な!?」

 元老院が驚いた顔をしていた。がその中に愕然とした表情が入っていた。

 少女と隊長は気になって、彼が見たものに視線を向けた。

「え?」

「なんと…」

 兵士と魔術師たちも含めて驚いたのは、魔法陣の中央にあった虹色の岩がなくなっていた。

 代わりに五人の少年と少女が気を失っているのか倒れていた。

 彼らにとって、変わった形をした衣服を着ていて、自分たちとは変わらないただの普通の人間にしか見えなかった。

「そんな、馬鹿な…」

 元老院のクルムトは、絶望した顔で両ひざを地面に付けた。

 同時に陛下と呼ばれている少女は、不思議そうな顔をして五人の姿を見ていた。

「彼らは、一体…」

 誰もが思う言葉。

 けどそれは、彼らと五人が大きく変わる因縁になる。

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