見習わなければならない。
さて、これからどうしたものか?
とりあえずは、俺が気絶させてしまった者が目覚めるのを待つ事にしてはいるのだが、なかなか意識を覚ます気配が無い。
その者達は俺の知る限りの表現だとエルフなんだが、この世界にはそういった種族が有るわけでなく、妖精族らしい。
妖精族は一般的に人属を嫌う傾向が強いとの事だが、別に全が嫌っている訳ではなく中には友好的な者もいるそうだ。
そういった者達と人属の間に授かった子は、親の個人属性によって更に分類される。
妖精族との交配で産まれる子には優劣という考えが薄いとの事だが、それは属性間での優劣は有るものの属性そのものに優劣が有るわけでは無い為らしい。
元々妖精属は内需する属性を2種持っていて(他の種族は1種しか持たない)水と土だとの事。
同族同士であれば当然ながら産まれて来る子は純粋な妖精族なわけで、属性もやはり、水と土、さらに父親又は母親が人属であっても、それらの個人属性が水か風であれば、子に受け継がれる属性が変化したり消滅するわけではないので、結果純粋な妖精族が産まれるらしい。
しかし属性が火か風の場合、水に対しては火が、土に対しては風が上位属性に成るので、かき換わってしまうというのだ。
相性相互が水<火<土<風<水と成っているからで、それが故に妖精族は大きく分ければ3つに分岐されると教えられた。
俺がねんねさせ者達は、風の属性と水の属性が合わさっている者だろうとエリーザは言う。
彼等の特徴は細身な体型で耳先がとかがっていて、小顔でありながら均整のとれた顔立ちのものが多く、人属でいうところの、美少年や美少女ばかりなうえ、年齢を重ねてもその顔立ちが大きく崩れる事はない。
その為か、長寿の象徴的な扱いを受けることもある。
また、火の属性が合わさった場合は、ややぽっちゃな体型、丸っこい顔立ちな者がおおく、男であれば力強い印象、女であれば、ほんわかな印象与える風貌、また人情深い性格の者になるらしい。
・・・俺思うに、前者はエルフ、後者はドワーフの様な気がして仕方ないのだが、この世界においては両者共妖精族に分類されていて、俺の知る固有名称は存在すらしていなかった。
ちなみに純粋な妖精族は、フェリーを思い浮かべる容姿らしいが、やはり俺の知る名称で言い表されるものではない。
ポリポリ頭をかきつつエリーザの説明を思い出す。
俺へのお仕置きを終えた後、彼女はこちらから特に何かを聞く前から説明し初めてくれて助かった。
そんなエリーザは話をしつつも、先ほど襲いかかってきて、ねんねさせられている俺的にはエルフな妖精族人から目を離すことはなかった。
俺は彼女のこの意識の高さを見習わなければならない。




