そうか?そうなのか?
朝になり、目が覚める。
昨晩を思いだしキョロキョロと辺りを見渡すと、エリーザもミーナもまだ夢の中のようだ。
さて困った。
どちらか、又は2人共起こして縛られた手をほどいてもらわなければ何も出来ない。
と、思っていたのに・・・手は自由に動く。
体を起こし、さっきまで俺が横たわっていた場所に目を向けると、ロープがほどけ落ちているのに気が付く。
寝ている間に緩んでいたのだろうか?まあ、俺の寝相の悪さは折り紙つきだし。
やましい事を考えているとほどけないロープ・・・煩悩を感知するタイプの魔道具なのだろうか?だから寝ていて思考が停止したのが起因したのかもしれないしな。
つか・・・そんなこちゃあどうでも良いわい!
こんな極悪品はさっさと回収しておかねば、また今夜縛られて芋虫状にされてまうがな。
パッと拾い上げて異空間収納へとポン。
名称不明なので勝手に命名"呪いの極悪ロープ"正にふさわしい名だと、俺なりには納得しているが、実のところ何の変哲もない普通の1㍍ロープにしか見えないんだよね。
とは言え、昨晩はこれに泣かされたのは間違いがなく、いくら力を入れようが全くウンともスンともいわない代物であったことは俺が一番よく知っている。
しっかし2人共よくこんな状況で爆睡出来るよな。
貞操の危機は・・・まあ心配不要に成っていたとはいえどもが、そして、いくらここが家の中みたいだとはいっても、実際は道脇の空洞内な訳だし、ましてや旅先でっしゃろ?・・・まあ、良いっか?
朝一で頭がまだ回らない俺は、ボーと2人の寝姿を眺めていた。
ミーナは猫耳フード付きの寝間着を着てて、背中をクルっと丸めてスヤスヤです。
か~え~な~。ん?でもケモ耳のミーナが猫耳フードって・・・なんでそんなチョイスなん?
エリーザの方は・・・しばし待たれよ!
あ~え~っとですね・・・寝てます。
詳細詳しく説明は出来ないのが残念無念だけど、その姿を見た俺は、そくざに空間ウインドウに録画を連動させ、画像として永久保存を実行したとは言っておく。
大まかに言えば、ゆったりとしたポロシャツとショートパンツの組み合わせの寝間着。上の下着は付けていない。
・・・だって先っちょピンク確認中ですから。うっひょ~とガン見したいところだが我慢我慢。
これ以上変態扱いされては、俺にわずか残るプライドがズタボロになってまう。
俺は重たい足を引きづり、速完味気無いリビングのテーブルに行き、異空間収納から缶コーヒーを取り出して朝のブレイクタイム。
心落ち着かせる。
そもそも、なんで2人共寝間着姿なんだ?昨晩は畳で3人川の字で雑魚寝してたはず・・・俺が寝付いた後2人して寝間着に着替えたの?そうか?そうなのか?




