表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/504

絶対ほどけないですからね

 方法はどうあれ、一応は安全地帯と化した空洞。


 あくまで、対野獣に対する()()であって、別たる獣は内包してんだぜ!


 女2、男1。


 貞操の危機って言葉を知らぬかな・・・


 フフフ・・・


 ふ?ふにゃ?


 ・・・何故に俺ってば手を縛られてんの?


 ミーナに対し"スゴイっしょ~"と、得意満面な笑みをこぼしていた俺に近寄って来たエリーザ。


 その彼女は、頭をポリポリしてた俺の手を両手で包み込む様に握たんよ。


《お?おー。エリーザ?も、もしかして俺にホの字でつか?》などと、くだらぬ考えで浮かれていたのが運の尽でした。


 次の瞬間、エリーザはその握った手を、反時計回りに自分に引き付けながら、大きな円を描き、グルリと振り下ろしたのでげす。


 したらば俺の体は、その動きによって、自然にその場でコマの如く半回転。


 しかも俺の手はいつしか背中に回されてて、エリーザに対しては背を向ける形になってまってたのでつよ。


《なんかヤバい》


 そう思った俺は、空き手でその手を追ったのでござります。


 ですが、それは最悪な選択でありんした。


 次の瞬間、その手も捕まった。


「ミーナ!」


「は~い。了解したのです」


 背中でミーナの楽し気の含んだ声と共に、俺っちの両手は縛られちったのでありました。


「ち、ちょっと何するんだ!俺が何をしたってんだ!」


「いえ、タイチさんは今のところ()()何もしていませんよ」


「だったら、これは何だ!ただの悪ふざけって事では済まされないぞ!!」


()()です。()()()()は別ですよね?」


「ミーナもエーザねえねも女の子さんなんです。お兄~ちゃんは、これから獣さんになるかもなんです。それは危険が危ないなんです」


 ・・・ぐうの音も出ない。


 何故って?そりゃそうよ。だって、俺・・・それ考えてたもの・・・しょうがないじゃん。


 年頃よ?若人よ?親目も無いし、方や超絶美人なお姉さんで、方やめっちゃ可愛い妹っ子。


 あ!なら・・・こうなるか。立場が逆なら俺でも未然に防ぐためにヤッパ手を打つもんな~。


「ちっ!わ~たよ。確かに俺は男だ!()()()2人の考えを尊重して、受け入れるけど、次は怒るから!」


「ええ、少々やり過ぎとは思いましたが、さっきの今なので今晩は許して下さい」


「だってお兄~ちゃん。今日はエッチさんを隠してナイナイしようとしてたもん。信用しちゃダメダメなんです」


「う・・・解った。2人の言う通りだしな・・・」


 と、一応納得はしておくが甘いな。俺の身体的な能力を2人共把握してないだろ?


 たかがロープで手を縛ったところで、こんなんは何の役にもたつ訳がないのに。


 ・・・ランタンの灯を消してからウフフのフだ。


「あ!ちなみに、そのロープは特殊でよこしまな心だと、絶対ほどけないですからね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ