1セットに変わる
2人に説明するにあたり、丁度ミーマで割りばしや紙皿を配った事を思い出した俺は、それを元にして教える。
理解してもらおう。
「集落で俺は皆に箸と紙のお皿を配ったの覚えてる?」
「ええ、私は箸を使えませんでしたが・・・」
「そうだったね。でも説明するのには丁度いいかも。俺は収納から箸やフォークを出してたよね?」
「はい、皆に渡るぐ・・・え?あれ?・・・そうです。集落全員分ありました!!ですよねミーナ?」
「うん!あったよ~。ミーナ皆にちゃんと配ったもん。ぜ~んいんに渡したんで・・・すよ?・・・あ、あれ?あれれ?」
「うん。その様子だと、おおかた収納魔法ってのは1個に対して1という収納方法なんだろうね。だけど俺のは、50個を1セットととしたもので1に成っていたんだ」
「そ、それはどんな物ででもですか?」
「流石に用途、ん~まあ、使い方が余りにもかけはなれた物をセットには出来ないし、全部の合計の重さが1キロを越えるものもセットには出来ない。入れる事は出来るけど1個単位になるんだ」
「お兄~ちゃん。さっきの"おこめ"っていうのは?」
「お?ミーナ、ちゃんと見てたな。・・・でもよく米って解ったな?」
「えへへ。ミーナは何時もお兄~ちゃんを見てるのです。それに、袋に書いてあったです。"おこめ20"って、あと何か書いてあったですけど、読めなかったのです」
・・・ヤバイなミーナのチェックはかなり厳しそうだ。
しかも結構早い。
エリーザショーツの件も、たぶん俺の目の動きとかを観察されてたな・・・今後は細心の注意が必要と頭に刻んでおこう。
と心で思い、表情や仕草に気を回しながらミーナに答える。
「そ。さっき出したのはお米で20キロのもの。一袋が20キロ分入るものだから、単位は1だね。だけど、それが一袋が1キロの半分だったら、2こで1セット、つまり1に出来るんだ。あとね、ミーナが読めなかった所は、お米の種類が書いてあったんだよ」
「う~ん・・・ならねならね、違う種類のお米さんだったら?」
「それはダメ、種類が違う物はやっぱり別になっちゃうんだ。だけど、多くの人が認識・・・そうだな~。ん、例えばこれ」
2人の前に食器セットを出す。
「この箱の中は、お皿の種類も違うし箸やフォークも有るだろ?」
「ええ、別種類同士の組み合わせですね」
「そうなんだ。だけど、これだけ混じっていても1セットなんだ。何故か解る?」
「この組み合わせで購入したとか?」
「その通り、つまり、多くの人がこれらの組み合わせで1だと認めている場合は収納も1と出来るけど、注意する事があって、取り出した後に何個かを欠品して収納に戻すと、戻した時の組み合わせが1セットに変わる」




