認識してしまう。
「2人とも凄く上手だよ」
「思ってたよりネットリとしてて、手がベトベトしますわね」
「ミーナはおっきくしたんだよ♪スッゴいでしょ」
「それに、もう空っカラだ。スッキリしちゃった」
「私も頑張りました。タイチさんに全部と言われましたから・・・」
「ダメ~?ミーナも頑張ったんだよ~」
「ん~んダメじゃ無いよ。スゴく良い感じだ」
「えへへ~」
「ええっと、タイチさん。次は・・・なにを?」
「そうだな~。あ!忘れてた」
「きゃ!これは?」
「ビックしなんです。スゴく凄いのですよ」
「ああ、でもこれで2人分なんだけどね。少し教えるから真似してみて」
「あ!あ!入ります。入りますよ」
「ミーナにも出来たのです」
「そ、こういう方法も有るって覚えておいてね」
「ですが、これほどだなんて・・・」
「ただし、出すときも入れるときも全部にしてね」
「ミ、ミーナ・・・もう、凄すぎて・・・」
「タイチさん・・・ホントにこれを?ですか・・・」
「そ、これがこうなるから、ちゃんとして」
「はいです」
「解りました」
「それじゃあ、今回はこれと、これと、これと、これと、これね。あとのは邪魔にならないところに置いておこうか」
「「はい(です)」」
会話だけを聞かれていたら、要らぬ誤解を受けそうなやり取りだったが、至って真面目な内容だよ?
ただ、俺のイタズラ心に火が付き、今の会話部分だけを何時の日にかブラドに聞かせてみたくなって、こっそり空間ウインドウに録音を連動させて保存して有る。
もちろん2人にはナイショだけどね。
さて、5合分の炊き上がりご飯は2人の手によって、おにぎりへと姿を変えた訳だが、大小様々な物に成っているのは御愛敬って事で。
まあホントのところ、形や大きさのばらつきは、2人が初めて握ったものだからなんだけど・・・
ミーナは普通に握っているつもりらしいけど、何故かビックサイズか極小に仕上がってしまう。
目分量が、ややまちまちなんだろうな。
一方、エリーザは馴れてくるに従い、大きさや形が一定してきて、案外器用なんだなと関心させられた。
それと、この場の状況を利用して俺は2人に異空間収納の便利な性能を教えていた。
この世界にある収納魔法がどういったものかは解らないが、俺の生成したリストバンドの異空間収納は、1個単位ではなく1セットを1として収納することが出来るんだ。
ただし、その使用方法には問題があり、セットの場合は、必ず全品を取り出さなくてはならない。
しかも何かの理由により、収納時に欠品が有って戻した場合、後で気付いても、そのセットの1部として戻す事は出来ない。
変な理屈だけど何故かそうなるんだ。
つまり、その紛失し欠品した状態を1セットと認識してしまう。




