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経っている。

 ところが俺達は3人。


 俺の知る人気マンガでも使われ、サバイバルゲーム発称とされる言葉で、スリーマンセルというチーム編成規模を示すものがある。


 実際には作戦を遂行するため意見が割れた場合、多数決で行動を決定していけば難題も解決出来るという意味もあり、それが出来る最小人数が3人な為チーム作りの最小人数とされていた。


 だがそれは、ある程度能力が均衡していて、かつ絶大な信頼関係が結ばれている場合に可能な小規模編成で、今の俺達にはそこまでの絆は生まれてはいない。


 常に自分の事で一杯一杯という感じでは連携もへったくれも有ったもんでは無いのだから。


 実際、俺にも言える事。


 もしかしたら、この世界においての俺は最強クラスの潜在能力を有する異世界転移者なのかもしれない。


 だがそれだけ。


 個人の事は対応出来るだろうが、俺に関わる者を何でもかんでも手出ししてあげれる訳ではない。

 

 今後もミーナに気を向ければ、エリーザに対しての対応がおろそかに成る事は安易に想像がつく。


 今回はエリーザが1人でも簡単に討伐が可能なラッシグリエだったから良かったものの、これがもし、あの時の魔族と同等以上の能力を有する野獣の集団だったとしたら、ミーナを守りつつエリーザの手助けが出来ただろうか?


 たぶん無理だ。


 その結果エリーザを失い、場合によっては同時にミーナをも失う可能性も無くはない。


 となれば、俺は以降、後悔の念を抱いて生きていく事になる。


 それは俺が望む理想の人生とは大きくかけ離れたものであり、そんな生活を平常な精神で居続けれる自信がない。


 無い物ねだりは出来ないが、想像出来うる最悪を回避する為に今するべき事は、出来るだけ安全な環境で経験を稼ぐ事とお互いの信頼性を高め絆を結ぶ事。


 急ぐ旅ではないのだから、その辺りの事を2人に話し理解してもらおう。


 本来ならば先立つ物が必要ではあるが、幸いな事に俺は前世で手にした錬金術の知識と能力、それと異空間収納がある。


 上手く使えば、ある程度の状態には持っていけると思う。


 どの程度であれば良いのか想像さえ出来ないのが難しいところだけど、単独で、あの時の魔族を対処出来る位ならどうだろう?


 少なくとも今よりは格段に安全な状況には成っているはず。俺はそういうふうに結論づけた。


 それにもしもこのまま南の街へ行ったところで、俺は冒険者の登録すらできない。


 これについては俺の都合でしかないが、もしもそのまま行動を共にするのであれば何とかしなくてはならない問題なのだ。


 そういった点もふまえ、今晩にでもエリーザ達に相談をもちかける事を決意した。


 討伐自体はたいした時間がかかった訳ではないが、街を出てからそこそこの時間が経っている。

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