声をかけてきた。
俺が悪いの?ねえ俺?
自分の姿に気付いたエリーザは、両翼でそれぞれの胸を隠し左手は女性を示す部分を覆いながらも俺に近づき右手一発平手打ちかまし叫ぶ。
「エッチ!!スケベ!!不潔!!」
その後、超スピードでどこかへと走り去っていく・・・多分、自分の家に服を取りに行ったのだろう。
走り去る姿もなんかエロい。
「お兄~ちゃんは女の敵さんなんですか?」
集落の人達らしき団体へ行ったはずのミーナが俺の元に舞い戻ってきて、ボソッと呟く。
「そんなこと無い・・・」
言いかけたが、ミーナがさっき向かったその集団は女性ばかりだった事を思い出す。
そして今、彼女らはしきりに俺を指差し、ひそひそ話の真っ最中なのが目に入ってきた。
あ~そうですか。私が悪うございますか。
「ミーナも女の子なの。お兄~ちゃんが敵さんなのは嫌です。だからお兄~ちゃんは、ミーナと一緒に良い子さんになる努力をするのです」
「え?あ・・・うん。そうするね」
はあ・・・落ち込むわ~。
ミーナに対して弁解したところで何が変わるでもなし、ましてやその言い訳姿は廻りによけい警戒させられるに決まってる。
ここは俺に言い分は有るものの、不本意ながらも受け入れよう。
俺は、エッチでスケベな不潔で女の敵だから良い人になるよう、努力いたします・・・って!なんでや!!
今回なんかエリーザが勝手に全裸見せつけで俺の前に表れたんじゃんか!衣服ぶっ放して龍化したんも彼女やないか!俺は・・・俺は・・・まあ、良いっか・・・
実はさっきのエリーザの姿が余りに魅力的過ぎて、我は我とて我だから、別になんと思われてても、眼福を得たのは事実だし、あの芸術ともおもえる肢体は、視認を空間ウインドウに連動して映像化処理しメモリーしてある俺は何時でも再視出来るのだから。
エリーザ!残念だがお前が俺に見せたあられもない姿、それは一生俺の夜のおかずになるのだ!!
口にも表情にも出さない様にして心でフフフと微笑む。
そしてこっそりメモリー再現しようとするが、ザザーとした砂嵐映像しか出てこない。
あれ?・・・なんで?
いくら呼び出そうが結果は同じ。メモリー破壊されている・・・さっきのあれか?
エリーザ平手打ちはメモリー破壊効果有り?んなばかな!なんて残酷なことしてくれるんじゃ~。
それの現象を目の当たりにした俺は、両手を地に付けた膝立ち姿で項垂れる。
ちなみに、俺が手にかけた男の部下らしき者たちは、斬波で再起不能にまで追い込んだ者も含め、この場から散り散りに去っていったらしい。
そんなことはどうでも良い!俺にとって何の利にも成らないから。
宝を失い嘆く心が収まらない俺に
「換算な言われようだな?」
と、ブラドが声をかけてきた。




