想定外です
2度目となる人生は、最初の人生よりも遥か未来で、全く異なった文化系を成していた。
まず、小学校へ上がる前に覚えることは異空間収納の仕組みと製造。
空間ウインドウの展開と連動実施。
これらは基礎中の基礎で、習得出来ない者は何歳になろうが小学生と成ることさえ許されなかった。
学業は小・中のみで、それぞれは3年過程。
小学校への最短年齢は前世と同じく満6歳からで、最終学業となる中学3年を修学すると社会人として確立されてた。
そして、社会人と成った者にしか、あらゆる権利が無い。
進級には適性試験があり、それを合格しない限り進学出来無かった。
だで、同学年で歳はバラバラいうんは当たり前。
また、世界人口は前世の1.000分の1にまで激減。
かつて1億2千万人いた国より少ない。
1人でこなせる幅が格段に増した事で、世界中で人口統制がとられた為。
因みに、1人で行える内容が増えたということは、その1人1人が必要とする資源も半端な量でなく格差は大きかった。
そんな社会であるがゆえ、6歳迄の子供は別として、10歳を超え小学校へも入れない者、20歳を超え修学する事の出来なかった者は家畜以下の扱い。
しかし、そういった者達が社会に反発しクーデターを起こす事はない。
というより出来なかった。
例え100対1だったとしても、修学した者とでは生身1つで戦車1、000台を相手にする程の力量差。
・・・おかしい。
あの時、リスク回避を選んだ結果がこれ?
ファンタジーな世界じゃ無いけど、SFチェック。
・・・何でこうなった!
と思うと共に2つの事に気付く。
俺は産まれながらにして、この世界の仕組みを理解してた事と、前世の記憶や知識は残っていた事。
確かあの選択は・・・
「新たな人生の為、周りの状況や環境により能力は変わります」
だったけか?
記憶は?
確かに全てがリセットされるとは成って無かったけど。
・・・・・
月日は流れ、俺は無事修学。
社会人の一員に加わった。
両親や環境が良かった為か、飛び級を2つ加え6年過程を4年で修学。
前世でも両親に恵まれたが、今回も、その点については有りがたかった。
そう、有りがたかったとは過去を表す表現。
つまり俺は既にこの世界にいない。
11歳のある日、家を出た瞬間、以前と同じく視界は真っ白。
体は感覚が麻痺し、機能しない。
また死んだらしい。
近所の人の起こした操作ミスの誤爆に巻き込まれたんだとよ。
再び聞く言葉「あなたの死は想定外です」




