リリの願い、カリンの決意
衝撃的だった、リリの生い立ち、猫だった時に誰かに拾われた記憶、何もかもが衝撃的だった。
「私がカリンちゃんに話したのは、あの人に似ているから。」
まだ女に変わる前の俺、垂れ耳の灰色と白の怪我した猫を介抱した、あの時の猫なら覚えていることに驚きも出るが。
「何故、俺だと思うんだ?」
つい、女の子という感覚を忘れ、素のままリリに聞いた、猫だった頃を覚えているならもしかしら他の人かもしれないと、リリの話を聞くだけではまだ分からなかった。
「野生の感では、ダメですか?」
可愛いらしくリリは答えた、でも俺には謎は残る、けれどリリには答えられない部分もあるだろうと俺は考えるのを放棄した。
「決めた。」
私は、ある想いをリリに伝える事にした、これはリリの人生を変えるかもしれないと思い。
「ごめんなさい、カリンちゃんの言いたい事は恐らく分かったの」
「え?」
意表を付かれた、私が言いたい事を当てられた事もあるけど、何故に何で?
「まだ待ってて、ここで勉強したい」
「また会えるってこと?」
リリは頷いた、私はまだリリについて知らないばかりだ、だから待つことにしよう。
「待ってる」
まだまだ騒がしい、この教室に私達はいつか出会えるか、分からない。
でも、私はいずれ会えると信じている、私が考える独自魔法は⋯⋯。
『夢世界』
この夢世界に可能性を、いずれ本当になる時までに。
シリアスになりました、後悔はしてません。
カリンちゃんが考えたあの魔法は、本編では使う機会は無いと言い切りたいです。
さて、リリの待遇ですが。
私的には本編で再開させ、カリンちゃんの相棒的な存在で出したいなと思っております。
という訳で、焼きソーばさん、リリちゃんいかがですか?