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第四話 Ⅰ
「はぁ……」
エルは溜息を吐いた。
気分的は心臓とか胃とか内臓全部を吐き出している感じ。
顔色も良いとは言えない。
「エル……」
心配そうにマリアに名を呼ばれるが、今のエルには彼女に構う余裕は無い。
無いのだが、痩せ我慢してでも、大丈夫だ、と告げられずにはいられない面倒な性分を彼は持ち合わせている。
「大丈夫。3日間だけだ。何とかなる」
クシャリと笑って今回もまたそう言えば、マリアは何とも言えない顔をした。
「うん」
「合宿と言っても、そんなに厳しくはないだろうし。それに、疲れた時はそっちに行く」
「うん!」
表情の張れない彼女に、辛い時には助けを求める、と言えば、言質を取ったとばかりに勢い良く頷かれた。
「期待はしねぇが待ってるぞー」
「「何かされたら潰してあげるから!!」」
「いや、それはちょっとやり過ぎ……」
ロウェンとナディアとソフィアとユウキの言葉に、エルの口から思わず笑いが零れた。
今日は夏休みに入る前の1年生にとっては最後のイベント、合宿の初日である。
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就活が近付き忙しくなってきたので、私事で申し訳ありませんが不定期更新になりそうです。
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