↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Change Ring  作者: 桜香 辰日
第一話 ~最初の騒動はあっさりさっぱり?~
15/92

第一話 ⅩⅠ 上

 お久しぶりです。


 前回投稿した時、一日のアクセスが三桁を超え、一気にPVが1,000を突破しました。

 ちなみに、ユニークも少しずつではありますが順調に増えております。

 皆さんありがとうございます。

 駄文ではありますが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。

「遂《つい》にやって来ました! 実習です!」

「待ち遠しかった! 実習です!」

「ふ、二人とも、落ち着いて……」

 テンションが上がりまくって大声を出しているナディアとソフィアを、若干《じゃっかん》顔を赤くしながらユウキが宥《なだ》める。

 その甲斐《かい》なく、双子は尚《なお》も大声で話し続ける。

「だって、すっごい楽しみなんだもん!」

「ユウキも気になるでしょ? 自分の魔方陣!」

「そ、そりゃあ、気になるけど……」

 双子がユウキに詰《つ》め寄《よ》る。

 その迫力に押されて、ユウキは双子のペースに流される。

「ね?それがやっと分かるんだよ?」

「テンション上がらないわけないじゃん!」

 いや、それにしても興奮しすぎだ。

「楽しみなのは分かったから、声のボリュームを落とそうぜ」

 見かねたロウェンが口を出す。

「「何で??」」

 ユウキに向けていた顔を同時に彼に向ける。

「周りを見れば分かると思うわ」

 そう言ってマリアが視線を動かす。

 釣られて双子も周りを見渡す。

 ユウキは既《すで》に先程《さきほど》より顔を赤くして片手で覆《おお》い、下を向いている。

 現在五人は、第一訓練棟《だいいちくんれんとう》にある第四訓練室にいる。

 広さは体育館くらい、全体的に色は白で清潔感と解放感がある。

 5人の他《ほか》にも、訓練室にはG組の生徒全員と合同で実習を受けるH組の生徒がいる。

 一クラス25人いるから、今ここには50人いることになる。

 その殆《ほとん》どが、双子と傍《そば》に居るユウキやロウェン達を見ていた。

 誰も一言も発さない沈黙が更《さら》に痛い。

 理解したナディアとソフィアは、ユウキと同じように顔を茹《ゆ》で蛸《だこ》のように赤く染め上げる。

 湯気が立ち上っているのが見えるような変わりっぷりだった。

「三人は平気なの?」

 双子が俯《うつむ》いている間に幾《いく》らか頬《ほお》の熱が引いたユウキが、顔色どころか表情一つ変えないエル達を不思議に思って聞いてくる。

「あぁ、それはなんだ、その……」

「えっとぉ、何ていうか……」

 この質問に二人が答えを探して狼狽《ろうばい》する。

 かなり大袈裟《おおげさ》に身振り手振りをしているが、言葉が全く続いていない。

 こういう注目のされ方に慣れている、とは言えない二人であった。

「見られてるのは俺じゃなくて、ユウキ達だったからな」

 ロウェンとマリアの不自然さに気付いていない振りをして、二人の持っていたバトンを少々強引に取り去る。

「そう? 僕はそれでもちょっと恥ずかしいと思うなぁ」

 ユウキは眉間《みけん》に薄く皺《しわ》を寄せて、苦い顔をしている。

「ああいう時は、他人の振りをして第三者の立場でいた方が面白いし、怪我もしなくて済むからな。俺はもうロウェンとマリアのお陰《かげ》で慣れてるから」

 「そっか……。ちょっと羨《うらや》ましいような気がするけど、何か複雑だなぁ。慣れてるってことはそういう出来事が沢山《たくさん》あったってことだよね?」

「ああ、沢山ある。腐《くさ》るほどにな。思い出そうとすれば幾らでも思い出せるが、それが何時《いつ》の出来事なのか多すぎて分からなくなってるのがかなりある」

「そ、そんなにあるんだ」

「ああ、本当に多い。今思えば、昔の俺は今とは違ってとても素直で真面目だったなぁ」

 言いながら、エルは遠い目をする。

「苦労したんだね……」

「おい」

 話している二人に第三者の声が掛かる。

 お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。