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この物語はフィクションです。
現実の団体、土地、人物とは一切関係ありません。
予めご了承ください。
目が覚めたら知らない場所にいた。
どこまでも広がる青い空。
果てしない大地を埋め尽くす色とりどりの花。
世界中にある遺跡や名所が空中に浮いていたり地面に埋まっていたり、逆さまに建っていたりする不思議な空間。
そこに建っている塔のひとつ。白で統一された塔。部屋の中から家具、装飾の1つに至るまで全てが白で統一されている。
その塔の最上階にある部屋に自分と彼はいた。
自分は部屋の扉の前に立っていた。
彼は椅子に座り、こちらに気付いた様子もなく、ただ黙々と本を読んでいる。彼の周りには無数の本が散乱しており、足の踏み場が無いようにも見える。
彼に近付こうとした時、積んであった本の塔の1つを崩してしまった。
音でこちらに気が付いたであろう彼は本に目を落としたまま自分に言った。
「。いし珍てんなだ客おに所場なんこ」
彼の話している言葉は全く分からないが意味は直接頭に入ってくる、何とも気持ち悪い感じだ。
「¿は用御¿でれそ」
彼は自分に問う。
「…分からない。」
自分は答えた。
自分が誰なのか、何故ここに居るのか、ここに来るまでの全ての記憶が曖昧である事を彼に話した。
彼は興味を持ったのか本を閉じこちらを見た。
「。…とっ」
彼は自分を見るなり驚いた後少し笑った。
「どうかしましたか?」
「。でのもたいてっ知を君は僕,何やい」
「本当ですか!?」
「。ぁあ」
彼は嬉しそうに言う。
彼は自分を手招きした。こっちへ来いと言っているのだろう。
自分は足の踏み場のない床でなるべく本を踏まないように歩いた。その間彼は、何処からか1冊の本を持ってきていた。
彼の下に着いたら彼から1冊の本を差し出された。
「これは?」
差し出された本を手に取り彼に問う。
「。いいらたみでん読らないたり知か者何が君」
自分は受け取った本を見た。
表紙には剣を持った男の子と魔法使いのような女の子、それにこの本のタイトルのような文字が書いてあった。タイトルは『英雄の軌跡』。
これを読めば自分が何者か分かると言われたが、正直分かるとは思えない。
しかし、手掛かりが他にないうえに、彼が誰で、ここが何処かが分からない以上、素直に従うしかないだろう。
そうして自分は本を開き、ページをめくった。
初めまして。
数多の作品の中から見つけていただき、ありがとうございます。
本作品の更新は不定期となっておりますので、気長にお待ちいただければなと思います。
あまりに更新されないから忘れた時も、思い出した時に読んでいただければ幸いです。




