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見事な手腕なのじゃ

何者を出そうが、新キャラなら作者の自由です!

 俺達は、リゼ達が居る部屋から退室して、我が屋敷に帰って喫茶店に入った。


「いらっしゃいませ」

「適当に何か頼む」

「畏まりました」


 喫茶店で軽く食べた俺達は、俺とキサラとレイとリンで商業ギルドに向かい、ガイは魔道具の転移の指輪で俺のダンジョンに行き鍛冶をしに、ディアナも転移の指輪でダンジョンに鍛錬しに行った。


 ディアナのそんな真面目で頑張り屋さんだからこそ、仲間入りが最後だったにも関わらず、ほぼ同時期に第6位階魔法を修得したんだよな。

 勿論、火属性魔法に限定したのもあるけどな。


「そうですねぇ……」


 商業ギルドに到着した俺達は、早速不動産関係の担当と要望を伝えて話を始めた。


「こちらは如何でしょうか?」

「喫茶店とは適度に離れているし、同じ通りだし、庭付きのそこそこの広さだし良いじゃない」

「そうだな。現場を見る事は出来るか?」

「勿論です」


 結果、案内された場所は周りの環境も悪くないし、買う事に決め、再び商業ギルドに戻り土地を買い建物を更地にする依頼をした。


 たまにリザラルトのダンジョンに行き、周回アタックをしながら魔石とお金を稼いだりした。

 レイの時に、あれだけ売ったのにまた同じ様に売れたけど、何処に流れているんだ?

 それと、上級の魔石はキサラ達の胃袋行きだ。

 どうやら、リザラルトのダンジョンは100階層は有るみたいだ。

 何故なら、俺達は91階層まで行ったからな。

 今回は時間が無いから此処までにした。

 理由は、10日後にシバァザードの王都でオークションが有るからだ。


 因みに、リゼ達は喫茶店で働いて、「店」という場所で働く事に慣れて貰っている。

 後、市場の環境や周りの店舗を調べて、食堂の構想も決まり更地の依頼は済んでいたから、住居兼用の食堂を建築中だ。


「じゃあ、行きますか、リアンベルさん」

「ええ、行きましょう」


 どうせならと、リアンベルさんと一緒に行く事にした。


「ライ君と、お出掛けとお泊まりだ~」

「サラ、引っ付き過ぎだ」

「だって~」


 ……うん。


 サラの「また、私を置いて行くの?」な絶望顔されて折れました。

 まあ、リアンベルさんと一緒だし大丈夫だ。

 最大の求婚者は既に結婚しているしな。


 ……テンプレの入店は固くお断りします!



 そんな訳で、貴族の嗜(たしな)みの結果、普通なら2日で到着する距離を、5日後に王都に到着した俺達は王都のアークレイド公爵邸に行き、今日1日はゆっくりする事にした。

 俺達は、オークション会場に行き、ユニコーンの角を材料にした霊薬や王都への移動中に遭遇した貴重かつ希少なモンスターを狩り、それらを出品した。


 翌日ものんびりゆったりと過ごしたが、次の日は色々(・・)な意味でリアンベルさんは予(あらかじ)め予定に入れているお茶会に出席した。

 それと、ガイは1人で王都を散策するという建前で俺の転移扉(ゲート)で、俺のダンジョンに鍛冶をしに行った。

 ディアナとリンも、2人で王都を散策するという建前でガイと一緒に俺のダンジョンに行き鍛錬するらしい。


 残った俺、キサラ、レイは真面目に王都を散策する事にした。

 因みに、やっとキサラに認められた刀を腰に差しているが、刃を潰した木刀だったりする。

 きちんとした刀も出来ているぞ。

 しかし、キサラが居るのに王都で殺傷力が有る武器は必要無いだろ。

 だから、鋼鉄の木刀を打った。

 本当なら、普通に木製の木刀を用意したかったが良い素材が手に入らなかった。

 やっぱり、トレント系が必要だな。


 さて、久しぶりの王都散策だが、チラホラと金を持っていますとアピールしている人を見掛けるけど、王都にも引ったくりや強盗犯とかストリートチルドレンとかが居るのに大丈夫か?


 ……あ、見事な手際で金持ち風のオッサンから宝石が付いた杖をストリートチルドレンが強奪した。

 そして、直ぐに曲がり角に入り追い掛けて来た護衛を振り切った。


「何か凄かったね、ライ」

「ああ」

「見事な手腕なのじゃ」


 強奪された被害者のオッサンには悪いが良いモノか見れた俺達は散策を続けたら……


「さあさあ、在庫処分品だ。安くするよ」

「ん?」


 どうやら、オークションの前に奴隷商がオークションに出せない奴隷を売るみたいだな。

 まあ、1つの「手」だよな。

 オークションで一級品を見た後に、その「一級品」以下の商品を買う気になるのか分からないもんな。

 それなら、今の内に在庫処分をして、出来た金で、オークションに出品する奴隷を磨いた方が良いもんな。


「まあ、序(つい)でに見に行くか?」

「良いよ」

「構わないのじゃ」


 ……うむうむ。


 流石に、今の王都で、路上とはいえ奴隷商が売る奴隷で、在庫処分とか言っていながら外見だけなら充分に美女や美少女な奴隷ばかりだぞ。


 正直、気分的にはペットショップで個室に居る犬猫の赤ちゃんを見ている感じだったが、並べられた奴隷を見ていると小さい声で……


『助けて、神様……』


 はい!?

 日本語ですか!?


『お母さん! お父さん!』

「どうした?」

「あ、いや」

「ああ。その奴隷は行商人の娘だったのだが、盗賊に襲われて娘は両親に守られたお陰で命は助かったけど、両親と商品を失い、結果として借金奴隷になったんだ。

 しかも、時々、訳の分からない事を言うから買い手が出ないんだ」

『お願い、神様!』

「な。何を言っているか分からないから不気味だろ」

「買おう」

「正気か!」

「外見が気に入った」


 そういう事にしたのだが、俺の後ろに居るレイとキサラを見て、奴隷商が何かを納得したみたいだ。


「……なる程。買うのなら此方(こちら)は文句が無い。金貨50枚だ」

「奴隷紋の変更も加えてくれ」

「コレを買ってくれるのなら無料で良いよ」


 ……と、いう訳でまた衝動買いをしてしまったが、まだ外見年齢13歳の少女で、同郷の者を見捨てるのは目覚めが悪いからな。


「私の様な身分賎しき者を買って頂き感謝いたします。今後は御主人様に誠心誠意ご奉仕させて頂きます。存分に私をお使いください」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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