閑話~トーヤ
補足的な内容です。
次話も同時投稿しています。
トーヤside
僕は東北の、とある県で陰キャな高校1年生をしていました。
同じクラスには、幼稚園からの幼馴染みが居たけど、今では僕を見る事すら無くなった。
中学までは三編みだったのが、高校進学を機にイメチェンしたけど、それ以降は少しずつ僕との時間が減っていって今では……
僕は小6の時にした結婚の約束を覚えているけど、早苗は忘れたのかなぁ。
……結局は、高校1年の早苗の誕生日の日にお祝いしようって約束を当日の約束の時間を3時間過ぎてから連絡が来て、高校からの友人達と誕生日会をしていたと伝えてきた。
そして、昔から僕の事が嫌いだったと伝えるとスマホからは通話切れの音が聞こえた。
その後は、信じられない事の連続だった。
比喩表現ではなくて、いきなり目の前が本当に真っ暗になったと思ったら、知らない場所というか洞窟に居て、その洞窟で暗く輝く紫色の球体が目に入って、好奇心に勝てずに、その球体に触ると、頭の中に機械的な音声が流れて僕はダンジョンマスターになったんだ。
その後は、自分の立場を知った僕は、自身の命を守る為にダンジョン・コアの音声に従いダンジョン製作を始めた。
その過程で、守護者を創る事になったから、早苗の事を思い出して、自由意思を持ちながらも僕を裏切らない誰かを願った。
そして、生まれたのが、ウルカとサキだ。
ウルカとサキの純粋で真っ直ぐな気持ちに僕は癒されながら、DPを使い必死に階層を20階層まで増やした所で、緊急事態が発生したんだ!
なんと、魔王がダンジョンに入って来てダンジョンモンスターを蹴散らしながら真っ直ぐに僕達が居る最下層を目指していた。
ダンジョン・コアから色々と情報を聞き出した僕は戦慄した。
このままだと、僕はウルカとサキを喪ってしまうと!
だから、僕は形振り構わず外への救援を出した。
ゴブ坊が救援を連れて帰って来るまで、防衛に徹していたけど、もうダメだと思った時に、ゴブ坊が救援を連れて来た。
だけど、ゴブ坊は殆ど説明をせずに連れて来たみたいで、無駄死を強制したみたいで僕は激しい後悔で一杯になり掛けた時に、救援に来た人達の中の少年が、ダンジョンマスターにしか知らないDPの事を知っていたんだ。
結局は、その少年達が侵略に来た魔王3人を倒してくれた。
僕は見ず知らずの他人に無駄死を強制した責任として断腸の思いでウルカとサキを同行させたけど、あの2人の出番無く終わった。
そして……
天の声
トーヤが異世界に転移した後、行方不明扱いとなり、中学の時に同じクラスでトーヤの事が好きになって、高校でも同じクラスになった少女が中心となり、調べた結果が早苗の誕生日の時にした通話が原因だとなり、早苗は公私共に追い詰められた。
その時になって初めてトーヤに対する本当の気持ちに気付いたが時既に遅く、トーヤの自殺説が強く流れた為に、周りからや早苗の妹や、特にトーヤの家族から散々責められ財産の9割をトーヤの家族に渡した後、他県の親戚を頼り家族で逃げる様に去った。
しかし、早苗の受難はまだ続き、他県の親戚も早苗のした事がバレていて、日本に居ながら「なろう」の奴隷の様な生活を送る事になった。
「燈弥、ごめんなさい……」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。




