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次は私達の自己紹介をしましょう

こういうドミノ倒しみたいな展開も好きです。



総合評価100ポイントです。

ありがとうございます!

「そうなると、ラグナがラピスを迎えに来たという事か?」

「そうでありますか、ラグナお兄様?」

「確かにそうだが、直ぐに帰る必要は無いだろう?」

「だからラピスは好きであります、ラグナお兄様!」


 この2人、仲が良いな。


「という訳だが、何処かに我らの棲家は無いだろうか?」

「用意は出来るが……」


 兄のラグナの方は、この世界の常識を知っているのか?


「あのぅ、済みません」

「誰だ!?」


 気が付いたら、人族の言葉を話せるゴブリンが居た!


「私達の主が、救援を求めております。もし、助けて頂けたら、可能な限りのお礼をすると言っているのですが、どうでしょうか?」

「何故、お前を感知出来なかった?」

「主が、私をそう造ったからです」


 人族の言葉を話せる様にし、俺達に気配や魔力を感知させないゴブリンを造った、か。


「お前の主は何処だ?」

「近くにあるダンジョンに居ます」

「分かった。案内しろ」

「我らの棲家は?」

「上手くいけば、そちらの理想に近い棲家を用意出来る可能性が有る」

「分かった」

「案内してくれ」

「ありがとうございます!」


 人族の言葉を話せるゴブリンに案内されて、思っていた以上に近くに有ったダンジョンに俺達は入ると、ゴブリンが叫んだ。


「トーヤ様、お連れしました!」


 そう言うと、俺達の足下に魔法陣が現れて転移したのだが、転移先は貴族の屋敷の玄関ホールみたいな場所だった。

 周りを見ると、重傷者を受け入れて治療中の野戦病院みたいになっていた。

 そんな場所に不似合いな場所が1つ有って、まるで、そこだけは「司令室」に見える。


 ……いや、実際に司令室だろうな。


 そして、その司令室な場所に座っている「の○太」とエヴァの「シ○ジ」を足して割った様な少年が居て、その左右に銀色の狼人族の綺麗系美女と、生まれた種族を間違えているみたいな天使系美少女サキュバスが、少年と一緒にモニターを見ていた。


「ガイ」

「多分、テンプレだろうな」

「そうだな」


 ガイと確認していると、俺達を此処に連れて来たゴブリンが言った。


「トーヤ様、お連れしました!」

「あ、ごめん。向こうに集中していた」

「良く連れて来た、ゴブ坊」

「ありがとう、ゴブ坊」


 そう言いながら、トーヤと呼ばれた少年と、両手に花な美女と美少女が来た。


「先ずは、突然の救援要請に応じてくださりありがとうございます」

「気にするな。もし、俺が予想した見返りなら、充分に命を張る価値が有るからな」 

「予想って、……ゴブ坊! 彼等に何も説明していないのか?」

「あ!」

「トーヤ様、大変です! 最終防衛ラインを突破されました!」

「え、もう!?」

「トーヤ! DPダンジョンポイントは俺達が来た事で足りる筈だ。だから、俺達が充分に戦える広大な舞台を用意しろ!」

「……え!?」

「説明とかは後だ! 早くしろ!」

「は、はい!」


 トーヤと呼ばれた少年は、急いで司令室みたいな場所に行き、紫色の球体を触っていた。


「ガイ、正解みたいだな」

「そうみたいだな、ライ」

「ライとガイは分かるみたいだけど、私達は分からないわ。説明して」

「説明する時間は無いが、予想通りに行けば、楽しい事が出来る様になるぞ」

「ライ、それはどういう……」

「準備出来ました! そこの扉から入ってください!」

「行くぞ!」

「わ、分かったわ」


 そう言って、俺達は扉を開け、無骨な洞窟の通路を抜けると、東○ドーム並みの広い場所に出た。

 そして、扉は消えた。


【侵入者を、倒してくだされば改めて扉を用意します。何も聞かずに命懸けの戦闘に出した事は、無事に終わった後にお詫びしますし、可能な限りのお礼をします。だから、死なないでください!】


「そして、今、トーヤ様が言った言葉が嘘では無い証拠として私達も戦闘に参加します」

「私は『ウルカ』で、あの子が『サキ』よ」


「よろしく。俺はライだ」

「キサラなのじゃ」

「レイで、サリアよ」

「ワン!」

「リンです。そしてクロです」

「ニャー」

「ラピスであります」

「ガイで、サナだ」

「ピィー(サナよ)」

「ディアナよ。この子がセレスよ」

「コン!」

「我はラグナだ」

「自己紹介は終わったか?」


 気が付けば、俺達が居る反対側には3人居た。


「次は私達の自己紹介をしましょう」

「魔王ライザーだ」

「魔王カッセル」

「魔王トリーアよ」

「で、儂が覚醒済みで、残りの2人がそろそろ覚醒出来そうだから、足しになればと、このダンジョンに入った」

「そんな……」

「そんな理由で……」

「1つだけ確認したい」

「何だ?」

「お前達は、誰かの配下か?」

「儂が、誰かの配下になる訳ないだろうが!」

「当然、そち……」

「オレの主は魔王ライザー様」

「勿論、私もよ」

「分かった」


 ……良かったー!

 あいつの配下じゃなくて!

 しかも、他の連中の誰の下にも付いてなくて良かったわー!


「俺が魔王ライザーを。レイ達は配下の魔王2人を頼む。ラピスとラグナは、レイ達の方に加勢してくれ」

「良いのか?」

「ああ。それにあの魔王2人をレイ達が抑えてくれれば全力が出せるからな」

「分かったであります」

「分かった」

「ライ、無理を承知でお願い!」

「大丈夫だ。心配するな。俺の心配よりも自分の心配をしろよ」

「レイ、心配するな。ライには妾が居る」

「……分かったわ」


 良し! やるか!


「魔王ライザー!」

「分かっている。お前達1人でも良いし、全員でも構わん。 ……さて、始めるぞ!」


 こうして、俺達は魔王相手に戦う事になった。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


ネタを上の句だけ出しました。

下の句は、勝敗が決した時に出します。

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