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宝箱は何かな?

ダンジョン攻略の1番の楽しみはやはり、宝箱ですよね!

 この3日間は、正にハーレム状態だった。

 アッチ系は無いが、ローラが「ライ様と一緒に居られて胸がドキドキします」と言って自分から俺の手を取り胸に「ムニュ」と押し付けたりしてきたりした。

 だから、全員の胸の感触は服越しに俺の後頭部や顔面や肩や二の腕や背中や手は知っている。

 更に、風呂は泣き顔懇願で、ローテーションで全員と入る事になった上に、これまたローテーションで俺の左右にローラ達が胸を当ててくるし、残った皆は俺の前方に行き、グラビア撮影みたいに各々がポーズを決めていたりする。


 ……う~ん。


 俺も男だから、行動に移したい気持ちも有るが「アレ」を前提に買った訳じゃないしなぁ。

 まあ、ローラ達には悪いがもう少し我慢して貰おうかな。

 一応は、「気持ちは察しているよ」の意味を込めて、ローラ達の額にキスをした。

 ローラ達が「ありがとうございます!」と言っていたから俺のキスを察してくれたのだろうとは思っている。

 俺が額にキスする事で、一応満足したのか、それ以降は過剰接触は激減した。

 無くならない所が、「次を待っています!」と言われているみたいでプレッシャーだよ。


 ……言っておくが、ローラ達は湯衣を着ていたからな。


 俺が僅かにとはいえ、行動に移した事でローラ達が小康状態になってから2日後に、西への冒険を再出発した。

 後、ディアナの強化合宿でダンジョンに行った時に、都合良くマジックバッグとマジックポーチを1つずつ手に入れたからマジックバッグはガイに、マジックポーチはレイに渡した。


 3日後、都市エピナルに到着した俺達はマドリブ達に挨拶をして、翌日に近辺に有るダンジョン攻略を始めた。

 ダンジョンモンスターを倒す事で、手に入る魔石はキサラ達が文字通り「お菓子」代わりにポリポリ食べながら下の階層へと進んで行った。

 冒険者ギルドの受付嬢の話では、今の所、到達した階層は最大で48階層らしい。


 俺達は、今、50階層をマッピングしながら移動している。

 冒険者ギルドに売る為だ。


 そして、俺達はマッピングが終わり、ボスモンスターが居る部屋の前で休憩中だ。


「何か、このダンジョンは獣系しか出ないな」

「そうじゃの~」

「ライは、どう考える?」

「まあ、そういうダンジョンです、としか言えないよな」

「そうですね、ライ様」

「同感であります」

「やっぱり『アレ』が居るんじゃね?」

「ガイ。ダンジョン・マスターの存在か」

「まあな、ディアナ」

「まあ正直、居ても可笑しくないな」

「確認する為には、最下層のボスモンスターを倒す必要が有るだろうがな」

「しかし、その為には、最下層が何階層なのか分からない状態で潜り続ける必要があります」

「そうなんだよ、リン。だから、50階層が最下層なら良いが、そうでなかったら、一旦終了だな」

「分かったのじゃ」

「分かったわ、ライ」

「ワフ」

「承知しました、ライ様」

「ニャー」

「分かったであります」

「分かった」

「ピィー(分かったよ)」

「了解したわ、ライ」

「コン」


 休憩も終わり、50階層のボスモンスターの部屋に入り、中央の奥にボスモンスターが出現した。


「フレイムキメラか!」

「何か、階層とボスモンスターのレベルが違ってないか?」

「ガイの言う通りだな」

「どうします、ライ様」

「聞くまでも無いだろ」

「では?」

「ぶち倒す!」

「GaAAAーーー!」

「喰らえ! 烈光槍シャイニングランス!」

「喰らいなさい! 漆黒槍ダークネスランス!」

「くたばれ! 溶岩槍マグマランス!」

「燃え尽きろ! 烈火裂風刃フレイズエアブレイド!」

雷撃弾ライトニングバレット81連!」


 別に御前試合とかじゃないから、レイ達はいきなり第6位階魔法を放つ。


「GaAAAーーー……」

「皆、止めを!」

「「「「分かった!」」」」



 そして、フレイムキメラが何も出来ないまま満身創痍になり、レイ達の近接攻撃で呆気なく倒した。


「宝箱は何かな?」


 開けたらトラップ発動とかにならない様に注意しながら宝箱を開けると中には、2種類の小太刀が入っていた。


「鑑定で見ると、そっちの薄青のヤツには氷属性が付与されていて、モンスターにダメージを与えると凍傷が追加され、攻撃を繰り返すと身体全体が凍傷になるみたいだな。もう1つの黒い方は闇属性が付与されているみたいで、モンスターにダメージを与えると弱視になり、攻撃を繰り返す事で盲目になるみたいだな」

「リンが持つべきだな」

「ライ様、よろしいのでしょうか?」

「ああ。リンに使って欲しい」

「承知しました」

「ただ、刀は剣とは違う戦い方になる。そこは自覚する様にな」

「畏まりました、ライ様」


 そして、やっぱりまだ下に階層が有るから、51階層の転移陣で地上に帰った。

 後、40階層のボスモンスターの宝箱から上位スキル書「錬金鍛冶師」が出たからガイに使って貰った。

 このスキル書の内容だが、名前の通りで、鍛冶に錬金術を加える事が出来る様になる。

 要するに、将来的には、ガイは聖剣とか魔剣が打てる様になる訳だ。


 思っていたよりかは、嬉しい戦果に気分良く都市エピナルに到着して、冒険者ギルドに不要な魔石を売ったのだが、テンプレがまた発生した。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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