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約1年振りか

全部書いてたら、軽く30話オーバーするので……

それに、初心者用なので……お願いします!

「言っておくけど、他の所に行っても毎回全員分をあげる訳じゃないからね。楽しい時間をくれた褒美だからね」

「分かった。ありがとう」

「最後に、はい」

「これは?」


 風の精霊が、1枚のカードを俺に渡されたけど、外見は、普通に風の精霊を模した緑色のカードだった。


「このカードは、ボクが認めた者にしか渡していない。特に何か効果が有る訳じゃないけど、同じ風の精霊達が友好的になるよ。他にもまだ有るけど、それは秘密だよ」

「ありがとう」

「今後の頑張り次第で、また会えるよ」

「また会いましょう」

「ああ。またな」

「またなのじゃ」

「また会いましょうね」

「ワン!」

「お邪魔しました」

「ニャー!」

「またであります」

「待っているよ」


 最後に、そう風の精霊が言うと、俺達は、風の谷の入り口に立っていた。


「レイ……」

「ライ、全て廻るわよ!」

「ああ!」


 俺達は、都市リザラルトに戻ると、冒険者ギルドに行き情報を集めた。

 どうやら、「風の谷」みたいな場所は、各国各地に点在しているみたいで、この国イシュトリアには、全ての属性が揃っているみたいだ。


 ……ラッキー!


 次に向かったのは、都市リザラルトの南に馬車で2週間掛かる場所に存在する「果実の森」だ。

 ……森だから、木属性か?

 でも、木属性なんて無かったしな。

 まあ、行けば分かるか。


 属性は「土」でした。

 要するに、「土」の祝福を受けた「森」と言う訳で、この土の精霊が色々と教えてくれた。

 先ず、こういう場所に居る精霊は、全て下位精霊で、他の場所に行っても、同じ下位精霊だという事だ。

 そして、下位精霊と上位精霊との力の差は天と地程の開きが有るらしい。

 後、改めて新しい仲間を連れて来た場合は、その者が認められれば、その者にも結晶を貰えるとの事だ。


 ……最後に爆弾を投下された!


 何と!

 シバァザードの初代国王は、このイシュトリアの出身で、女神が彼の為に全属性の下位精霊が居る場所を用意したらしい。

 それなのに、何故か初代国王は、違う場所で建国した訳だ。

 しかも、初代国王が去った後に、この地にあった王都は一度神罰で滅びた。


 ……主人公追放後の神罰ざまぁ?


 初代国王は転生者か!?

 ……そう言えば、この世界は前世を思い出す道具や魔道具が存在するな。

 食材や調味料もそうだし。

 まあ、日本食モドキを食べれるのは、主にシバァザードにしか無いしな。


 しかも、女神に溺愛される主人公だったのではないかな?

 でなければ、都合良く神罰がくだる訳ないしな。


 ……つまり、この世界の女神は現役?


 心の中でも、言葉には注意しよう。


 そんな訳で、2ヶ月掛けて全ての場所を巡って俺達やジュセレの強化をした。

 土の精霊では、物理防御力が上がり、石化に対する耐性が上がった。

 火の精霊では、物理攻撃力が上がり、火傷の耐性が上がった。

 水の精霊では、魔法攻撃に対する防御力が上がり、毒の耐性が上がった。

 雷の精霊では、思考演算能力が上がり、麻痺の耐性が上がった。

 氷の精霊では、魔法行使力が上がり、凍結の耐性が上がった。

 闇の精霊では、精神力が上がり、恐怖の耐性が上がった。

 光の精霊では、魔法攻撃力が上がり、盲目の耐性が上がった。

 因みに風の精霊では、敏捷性が上がり、混乱の耐性が上がった。


 それぞれの場所に生る果実を貰い、それぞれの精霊からカードを貰った。



 イシュトリアの各地を廻り、都市リザラルトで休養し、夜にちょっと特定の場所に遊びに行ったりしていると、シバァザードのリアンベルさんから手紙が届いた。

 レイから、俺の国外追放は解除されているのは聞いていたから、現在所は報せていた。


 手紙には……

 あの馬鹿王子が騎士団に揉まれて改心したから、一度帰って来いという内容だった。

 あの馬鹿王子がぁ?

 それでも、レイの事があるから俺達は一時帰国する事にした。



「それじゃあ、ちょっと行ってくる。ローラ達の事は、リザラルト侯爵にお願いしたから、何か有った時は、リザラルト侯爵を頼る様にな」

「分かりました。ライ様、仲間の皆さん。お気を付けて」

「じゃあ、行ってくる」


 都市リザラルトからシバァザードに続く街道を馬車で移動する。


 ……途中までは!


 周りに人が居なくなると、黒帝馬を返還して馬車を仕舞い、俺は転移扉ゲートを開く。


 転移先は、イシュトリアの国境だ。

 とりあえず、俺達は、きちんと国境の検問を通過した証拠を各国境で残しながらシバァザードの王都近郊に到着した。


「私が馬車で味わったお尻の痛みを返せ!」

「流石、転移だ。半日でシバァザードの王都近郊に到着した」


 俺は、黒帝馬を召喚して馬車を取り出し連結すると言った。


「此処から3時間程、馬車の旅だ」

「それ、旅とは言わない」

「ワゥ~ン」

「ライ様の意思に従います」

「ニャー」

「であります」


 4時間後、リアンベルさんが居る王都のアークレイド公爵邸に到着した。


「約8ヶ月振りか」

「そうね」


 そして、門番に言う。


「リアンベル=フォン=アークレイド女公爵がご在宅なら、取り次いで伝えて欲しい。

 ライザック=フォン=アークレイドとレイサリア=フォン=アークレイドが来たと」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


精霊の格

下位→中位→上位となります。


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