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第1章~エピローグ

第1章完です!

「死ね、死魂の魔王カリグラー!」

「わ、私は……」

神滅鬼神斬アスラブレード!」

「ぎ、ぎゃああああーーー……」


 死魂の魔王カリグラーは、魂が消滅して滅びた。


「ねぇ、ライ」

「何、レイ」

「ソレって、確か……呪文詠唱が必要じゃなかったの?」

「何か、使えた」

「ふ~ん。それよりも!」

「な、何、レイ」

「あの炎の天使は何!」

「アレは、どんな怪我だろうが、どんな病気だろうが、どんな呪いだろうが、全てを癒やして解放する第7位階魔法の『再誕フレイム・オブ・慈炎リバースなんだ」

「そうじゃなくて、あの天使の顔よ!」

「ははぁ。ライに愛されているなぁ、レイ」

「な、何よ、ガイ」

「ライ、もろ、あの名場面をイメージしただろう?」

「まあな」

「しかも、顔の部分はレイをイメージして」

「ああ。何故か、あの顔になった」

「当たり前だろ。あの漫画2人は、それぞれが最愛の女性だったんだからな!」

「そうだったな」

「と、いう訳だ。ライに愛されているレイ」

「……(ぼしゅ~~~)」


 赤面して静かになり、リン達に更に突付かれ沸騰しているレイが居た。


「ライの馬鹿野郎は居るかー!」


 あ、ライゴスが来た!


 完全武装したライゴスに、部下の面々が次々に謁見の間に入ってきた。

 因みに、ライゴス達は、自前の運搬用のワイバーンやグリフォン等を使って、ポーションガブ飲み強行軍で来たから、このタイミングで来れたらしい。


 ……お疲れ様でした!


 そして、説明を終わらせて、後始末をライゴスに丸投げして、俺達は、アルファロードの我が家に向かった。


 ……後から聞いたが、完全にゴーストタウンになっていて、入居者募集は苦労したらしい。


 さて、俺達はアルファロードの我が家に到着して、1日休み、翌日、盛大に領主館で、皆を呼び俺の誕生日を開いた。

 その中には、他国の都市リザラルトの領主やロナ達も居たりする。

 そして、レイ達やローラ達、女性陣全員が、サラやリアンベルさん達が用意したドレスを着ている。

 勿論、メイクもバッチシで、身を飾る宝飾品もバッチシだ。

 当然、出された料理も!


 ……尚、その全ての請求書は、俺に渡された。


 総額が白金貨3桁……


 ……誰を祝うのか分からなくなる金額だよ。


 まあ、皆が笑顔だし、良いか。


 その日の夜は、俺の誕生日という事で、レイ達やローラ達も集まって、楽しい時間を過ごした。

 皆からの誕生日だからと、シてくれた大サービスは嬉しかった。

 因みに、翌朝のギリギリまで、楽しみました!

 お陰で、何人かは、新しい扉を開いたみたいで、今後の期待で一杯だ。


 そして、解散して、昼食を済ました後、人払いを済ませ結界を張り、遮音の魔法を掛けて、俺達冒険者組は、サラと対面している。


「サラ、あの時に言った事は本当か?」

「ライ君、酷~い。私がライ君に嘘を付く訳ないのに~」

「分かった分かった。それじゃあ……」

「そうよ。私は、シバァザード王国の初代国王にジュセレを授けた女神よ。そして、ライ君の実のお母さんよ」

「「「「「!?」」」」」

「あら、ガイは驚かないの?」

「まあ、テンプレの1つだしな。それに、幾らSランク冒険者に教育を受けたとしても、幾ら異世界転生者でも、こんな桁違いの強さにはならないからな。

 そうなると、血統、つまり両親に重要な関係がある訳だ」

「確かに、そうね」

「そうなると……」

「そうだな、リン」

「そうだ! きっと、父親もとんでもないヤツに違いないな!」

「おいおい、ディアナ。一応はライの父親だぞ、父親」

「そうだった!」

「ガイも、一応とはなんだ。一応とは」

「ははは、済まん」

「それで、サラ」

「何、レイ」

「ライの父親は誰?」

「ん~。秘密」

「何故?」

「まだ早いから。それに、あの時、必ず帰ると言ったのに帰らなかった罰で、会ってもライ君から『パパ』なんて呼ばせないんだから!」

「いや、パパとは呼ばないぞ」

「そう?」

「それとサラ……」


 この際だから、ジュセレを授けた女神ほんにんが居るからジュセレに付いて聞いた。


「そもそも、ジュセレとは何だ?」

「この世界で生まれて、生きて死んだ妖精や精霊や神獣達よ」

「次は、今の俺達が知らないジュセレの進化は何かあるのか?」

「勿論、有るわ。今の貴族達が目標にしている段階が『第1段階』で、レイ達の段階が『第2段階』で、ライの段階が『第3段階』よ」

「待ってサラ」

「何、レイ」

「私のジュセレは第2段階なの?」

「そうよ。正確には、もう直ぐ、かな」

「……そっか」

「そういう意味だと、ライ君のも、もう直ぐ『第3段階』ね」

「……やっぱり」

「第1段階が、外見の成長で、第2段階が形状変化、つまり武装化よ。そして、第3段階が……」

「第3段階が?」

「秘密よ。それに、ライ君がもう直ぐだしね」

「分かった」

「勿論、どうしても何か分からない時は、助言してあげるわよ」


 そういえば、俺達のジュセレが大人しいな。

 キサラも。

 キサラの呼び名は、普段は前と同じ「キサラ」にした。

 漢字の「輝紗羅キサラ」呼びは、場合に因っては面倒臭い事になるかもしれないからな。



 翌日の午前中は、俺は領主としての事務仕事をやり、レイ達は、鍛錬に行こうとするディアナを巻き込み買い物に出掛け、ガイは俺達の装備の強化の為にマイダンジョンの工房に朝から籠もっている。

 ラピス達は、マイダンジョンの専用区画で、のんびりしている。


 2週間後に、冒険者として再出発しようと、馬車に乗った時、虚空から手紙が舞い落ちてきた。

 中身を確認すると……


「転スラかよ!」


 中身は、魔王による、魔王の為の、魔王会議の召喚状だった!


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


今日まで、この作品を読んで頂きありがとうございます。

この作品も、続きは不定期投稿になります。

なお、次の作品は明日の午後9時からです。

ジャンルはハイファンタジーです。

……と、思っていましたが、完結にしました。

また何かネタが浮かべば書くかもしれません。


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