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ひぃ!

演技を頑張るライ達。

 翌朝の8時前に西門に到着すると、まだ誰も来ていないから待っていると、ニルス達と2人の女性が向かって来た。

 因みに、その女性だが、服から判断して上質なのを着ているのが、この街の領主の次女だろう。

 後ろから付いているのが、メイドじゃないか。

 それと、次女の肩には「テン」に似た生き物を、メイドの肩には緑色の雀に似た生き物が乗っているが、多分ジュセレだろう。

 つまり、メイドの方も王立学園の出身だと思われる。


「すまん! 侍女も追加だ。その代わり報酬には金貨2枚追加だ」

「分かった。ニルス側は誰を就ける?」

「ジェシカだ」

「俺達は、最初はリンに頼むつもりだったが、2人ならフランにエレナ、頼む」

「分かったわ」

「お任せください」

「紹介します。今回の依頼で追加した冒険者パーティーの星屑スターダストアイズです」

「リーダーのライだ」


 この後、レイ達を紹介した。


「初めまして。この街の領主でバーレン伯爵家が次女の『レータビオ=ハウト=バーレン』です。そして、私の侍女のリーセビアです」

「レータビオお嬢様の侍女リーセビアです」


 事前の確認を済ますと、目的地への移動を開始したのだが、ずっと、レータビオ嬢は主にレイを、メイドのリーセビアはフランを見ていた。

 ある程度の森の中に入ると、メイドのリーセビアが言った。


「やはり、間違いないわ! 貴女はフランリア=リータ=マリューラね!」

「確かに、以前はその名前だったわね」

「噂は本当だったみたいね! 学園を卒業後に、ジュセレが人型になった事で、婚約破棄されたという噂は本当だったのね!」

「まあ、事実ね」

「ふん! 強がりを言っちゃって。まさか、あのフランリアが冒険者になっていたなんて、お笑いね」

「冒険者の何がいけないのかしら?」

「……あ!?」


 レータビオ嬢は、何かを思い出したみたいで、段々と顔色が悪くなっていく中、メイドの口撃が続いていた。


「当たり前よ。私なら、そうなる前に誇り高く自決を選ぶわ! それに、卑し……」

「黙りなさい!」

「レータビオお嬢様?」

「申し訳ありません、レイサリア様」

「今の私は冒険者よ」

「はい、畏まりました」

「レータビオお嬢様……」

「貴女は、我がバーレン家を潰すつもり!」

「え!?」

「貴女は『レイサリア』と、いう名前を覚えていないのかしら?」

「レイサリア……あ!?」

「思い出したようね」

「レータビオお嬢様、申し訳ありません!」

「謝る相手が違うでしょう?」


 メイドのリーセビアは、レイとフランに向かって深く頭を下げた。


「申し訳ありません!」

「相手が誰であれ、この様な公然の場で相手の内向きの事を話すのは良くないと思いますよ」

「はい、申し訳ありませんでした!」


 蚊帳の外のニルスが代表で俺に聞いて来た。


「なあ、どういう事だ?」

「前に言っただろ。レイは、とある貴族令嬢の三女だって。貴族には貴族のしがらみがあるんだよ」

「ああ」

「それに……」

「それに?」

「これで、今回の依頼中に、レータビオお嬢様からの自分勝手な我儘は無くなる」

「本当か?」

「ああ」

「それは良かった」

「そうだな」


 ニルスが急に小さい声で聞いた。


「それで、あのレイってお嬢さんの実家の爵位は何だ?」

「ニルス」

「何だ?」

「偶然、知ったなら仕方ないが、知らないなら知らない方が幸せってあるんだぞ?」

「つ、つまり、上の方……」

「さあな」


 それ以降は、借りた猫状態となった2人を護衛しながら移動する。

 途中、モンスターが現れると……


「フォレストウルフが8匹だ!」

「3匹は任す」

「任せろ!」


 一応、ニルスが立場が上だから華を持たせた。

 そして、俺達は……


「のじゃ」

「はっ!」

「ふっ!」

「ほい」

「ちっ!」


 キサラが手刀で、レイが薙刀で、リンが小太刀で、ガイが双斧で、ディアナが足刀で、それぞれのフォレストウルフの首を刈った。


「「え!?」」


 戦闘に参加していない、ジェシカとビリーが、思わず声が出た。


水矢ウォーターアロー

「Gi……」

風矢ウィンドアロー

「Ga……」


 俺は、50m先の木の上に居た2匹のフォレストモンキーを、右手を銃の形にして発砲する真似をして魔法を放ち仕留めた。


「「「「「はい!?」」」」」


 倒したモンスターをそれぞれが回収した後、俺達は更に移動するが、再びモンスターが現れた。


「今度は、オーク5匹だ!」

「ニルス、2匹は頼む」

「わ、分かった!」


 まあ、向こうは火力担当のジェシカが封印状態だから、キツいんだろうなぁ。

 一方、俺達は……



「オーク、死すべし! 風槍ウィンドランス

風矢ウィンドアロー

「Gi……」

「オーク、死すべしです! 水槍ウォーターランス

「のじゃ」

「Ga……」

「オーク、死あるのみ! 火槍ファイヤーランス

「ホイっと」

「Gu……」

「ひぃ!」


 レイが、オークの股間に風槍ウィンドランスを放ち、その後、俺は風矢ウィンドアローをオークの眉間に撃つ。

 リンが、オークの股間に水槍ウォーターランスを放ち、その後、キサラが手刀で、オークの首を斬る。

 ディアナが、オークの股間に火槍ファイヤーランスを放ち、その後、ガイが双斧で、オークの首を切る。


 俺達の方も見ていたビリーが小さい悲鳴を上げて自身のを両手で隠した。


 再び、それぞれで回収して、移動を再開した。


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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