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詩❲情景❳

朱青玄白

作者: 日浦海里

青が映える春色は遠く

朱が照らす夏色も過ぎた


地の火照りを癒すように

秋の明けには空よりも地に

白い雲が浮いている


命は極点に達し

新たな命を継ぎ

鮮やかに

なれど

密やかに

散りて(くら)き冬を待つ


白が包む秋色が訪れ

地は清らかになり

命を身に宿し慈しむ


気は繰り返され

生きるは終わりを知らず


久しくも悠然と

流れる時にも終わりは無く


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青春は 朱夏に照らされ 遠き影

黄金の葉は散り ただ白原を待つ

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― 新着の感想 ―
[良い点]  命を継いでいくように。それぞれ纏うのが次の季節を見据えるような色ならば、冬空には花が咲くのでしょうか。  季節も生命も巡るもの、なのですね。
[一言]  白が清らかさにも老いにも通ずる辺りに、純白と色味の抜けた白を雲や雪やに重ねる事で、白が基調である世を望むかのようですね。
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