登場人物資料:8.抑圧編まとめ
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@アケハ
本作主人公。聖女アプリリスの専属従者。
詳細:
頑張る若者(年齢不詳)。
再び戻ってきた中央教会に、なぜかロ―リオラスがいて、専属でもないのに色々世話を行うはめになった。
男神派の重役に呼び出されて、よく分からない会話を行い。その後はロ―リオラスの反逆騒動で忙しくなる。
捕縛後、ロ―リオラスへの聞き取りでは、色々場違いな事をしている。
おまけ:
力こそパワーを地味に叶えている。
やればできるけど、やってもできない事もある(メタ)。
あと、優柔不断にして、誘惑に弱い。
脳に筋肉が足りなかったようだ。
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@レウリファ
主人公の奴隷、獣人。
放置プレイ。
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@ロ―リオラス=ラグランジュエ
第三聖女(元・第二聖女)
称号「剣姫」
詳細:
反逆した。
拘束された。
聴取を受けた。
主人公が好きだった?
同じ聖女のアプリリスを敵視していたらしい。
キーパーソン。……なんちって。
おまけ:
反逆を行うために周到に準備を重ね、聖者の聖剣を奪う形で、向かい来る敵を自分の優位な戦場へと連れ込んだ。
光神教全体への反逆となると絶望的な戦力差だが、本人としては頑張ったほう。重要施設を占拠して一定以下の戦力を排除する魔法を使う。
この際、領域と呼ばれる魔法を維持するために魔道具が使用されていた。
ダンジョンコアが素材に使われており、各地で起こったダンジョンの破壊騒動は、ロ―リオラスの指示で男神派が企てたものだった。
全てが当初の計画通りとはいかない。
だって人間だもの。
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@リコット=アプリリス
第二聖女(元・第一聖女)
称号「知者」
詳細:
主人公が仕える主人。貴族出身ではない。
ロ―リオラスの反逆に対処したくらいで、活躍は少なめ。
以前は第一聖女とされていたが、聖者召喚に失敗しており降格。
本来、ひとつに留める専用武装を、複数持っている。
複数扱ったところで、別に強いわけでもない。取扱説明書を読む面倒があるだけで、練度の方が重要。人の身では劣る、強大な魔物を退けるには、一点で打ち勝つことを優先した方が効果的だろう。
戦術を予想しきれないという意味では、対人特化かもしれない。
おまけ:
同期聖女ロ―リオラスより。
聖女になって半年で称号を得た、やばい奴。聖者召喚まで第一聖女であった存在で、主力派となる女神派で現在も支持されている。
気に入らない奴。
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@フィアリス=シルルー
第一聖女(元・第三聖女)
詳細:
ロ―リオラスの魔法によって攻撃の一切を制限されていたが、アケハの補助で戦線復帰。
潤沢に供給される魔力を消費して、次々と魔法を繰り出し、ロ―リオラスの攻勢を妨げた。
支援も含めて三対一、まあ負けるはずもない。
戦争で何百を殺す魔法を連発しておいて、たった一人に苦戦する事はなかろう。
相性の問題は、どうしても難しい。
おまけ:
あっ。
確かに欲しい、魔力タンク。
チラッ、……。
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@ラナン
聖者だよ。
詳細:
ロ―リオラスの反逆時、ロ―リオラスの領域となった地下聖堂で、呼び出された過去の聖女と交戦。
魔法出力が困難な中、聖剣と至近距離の防御魔法によって、相手の攻撃をしのいでいた。
おまけ:
本気を出せば、地下ならず上の建物まで崩落する。
あらゆる物理法則を押し切り、はるかに強力な物理ダメージを与えるだろう。
全力を出せばである。
環境が許さない。
いかな命運を持って授けられた力も、歴史と秩序には敵わないようだ。
信仰心は尊いものだ。
聖職者を殴る際は、法衣ではなく顔面を狙おう。
いくら表を飾り立てたところで、吐き出す言葉までは隠せない。
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@アイリ=ウリエラ
過去の聖女(故人枠)
詳細:
ロ―リオラスの領域内にて、魔法により再現された人物。
三代前の聖女であり、先々代の「剣姫」。
三又槍を武器として扱い、当時の聖者と共に戦っていた女性。
おまけ:
享年25歳。死因は、負傷による多臓器不全。
遠征時に回復が困難な怪我を負う。帰還後、応急的な治療を続けたが、体力も尽きて最後は死亡。
なお、遠征を繰り返した当時の聖者も、数年後に死亡している。
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@ロダン=クラヴィス
男 四十代前半。光神教の枢機卿の一人。
ふくよかな体つきで、寸胴的。
太い手足は、どちらかといえば鍛えたような体付き。
身動きは雄大で、滑らか。
少しだけ男神派に与する人物。派閥は何でもいいから、内部抗争の早期解決を望んでいた。
なお、男神派が解体されていく中で、拘束はされていない。
聞き取り程度で、上手に世渡りしている。
おまけ:
枢機卿の専属従者に女性が多く選ばれるのは趣味です。
なお唯一の男の子?は、主人公視点の物語に絶対登場しない。させる気も無いはず。
何事に関しても結構寛容な部類。本人が本人だけに。
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@その他
ユークレア
クラヴィス枢機卿の専属従者。女性。
秘書課で待ち合わせて、主人公に招待の手紙を渡した人。
シルヴィナ
主人公とクラヴィス枢機卿の面会に同席していた女性。
物語と無関係なため詳細は省く。年齢的には二十歳未満。
少々欲情的な服装だが、知識階級にいる。
この場では脇役、情報屋で構わない。
エルフェ
新任のアプリリス付き専属従者。
リーフに対して、ある一点において最高性能を誇る人材。
普通に仕事もできる。
イダ
エルフェ同じく。新たに補充されたアプリリス付き専属従者。
言葉数が少なく、形だけの登場であり。おそらく今後も活躍しない。
リーフ
アプリリス付き、専属従者。
勤務中の昼寝も辞さない。暇人。
ロ―リオラスの騒動時には従者の働きをしたようだが、さぼり昼寝のおかげで早く報告できたとなると、何とも言えない。
なお、聖者聖女の保管庫付近は、静寂に包まれ日の光も届く。
宝具を管理する者にとって神聖な場所であり、たとえ廊下に寝転ぶ者がいようと、注意するのもはばかられる空間である。
後から呼ばれる警備の目さえ欺けば、最高の安眠区間である。
寝具は持ち込みのみ可。予約厳禁。騒音を出すなどもってのほかである。
次に使う人の事を考えて、正しく利用しよう。
謎の研究者E
終盤、ラナンの話でのみ登場。人体に装置を埋め込むような実験を秘密裏に行っていた。
ペースメーカーなど医療的に貢献できる研究かもしれないのに、魔道具を埋め込む場合だと光神教が許してくれないようだ。
一部の貴族が後援をしていた。おそらく外国人。
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@用語集:
領域……
魔法の一種。
制御を手放さない魔力が他人の魔法を妨害するなら、空間全体の魔力を制御してしまえば、他人が魔法を使えなくなるのでは。
そんな妄想を現実にした技術。
なお、制御による個人の負担や、維持に必要な魔力については考慮しない。要相談。
一応、魔法が使える者なら誰でも使っているはずの行為の延長。
ロ―リオラスの場合、領域自体の単純化を進めて、魔道具による維持と組み合わせた。
本人が戦闘中の時でさえ、一定の操作を可能にしていた。
実際は、魔法妨害と領域を包む結界。あとは小規模ながら魔法の遠方制御も行っていた。
他者の魔力に妨害されないという点で、精密な魔力操作が可能になるため、儀式的な魔法に欠かせなかったりする、しない。
地下聖堂……
中央教会だけに存在する特別な場所
一般に公開されない区域にあり、儀式や祭事を行う場所。
聖者召喚もこの場で行われる。
豪華な装飾の見た目以外にも、魔法の補助具としての役割もあり、建設には膨大な費用がかけられている。
円形に装飾された中心の床は、意外と暗い。